清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

貧困の イメージ持つのに いい映画?

昨日、2011年7月31日に放送された、NHK-BSプレミアム「BSシネマ」の『誰も知らない』を見た。平成16年の映画なので、当然DVDになっている(Yahoo!ブログなので、Yahoo!ショッピングで『誰も知らない』のDVDを検索した結果は、右記URLから。http://shopping.search.yahoo.co.jp/search?first=1&tab_ex=commerce&ei=euc-jp&fr=shp-prop&cid=2517&p=%C3%AF%A4%E2%C3%CE%A4%E9%A4%CA%A4%A4&x=37&y=19) 。
 
私なりにあらすじを書くと、福島明(俳優さんの名前は略)は、母のけい子、弟の茂、妹の京子、ゆきとともに、羽田空港の近くに移り住む。学校にも行かせてもらえず、明以外はけい子の子ではないという建前。けい子は離婚を繰り返すシングルマザーだが、仕事で大阪に行って、クリスマスまでに帰ってくるはずが、山本さんと結婚する。いろいろな人と付き合いながら、4人は何とか生き延びようとするが、窮乏生活が容赦なく襲ってくる。ゆきは事故死し、生前明に言ったように、飛行機を見せるために遺体をモノレールに載せる。
 
実際の事件をモチーフにしているそうだが、よくわからなかった(葬式ごっこはわかったが)。周りの人が適切なサポートをしてあげられなかったか、という悔恨の情を起こさせる内容。貧困とは何か、というイメージを作るのにいい映画だと思った。貧困は人の心を荒らすものである。現実には、貧困から這い上がる人は少ないらしい(阿部彩『子どもの貧困』(岩波新書、2008)をご一読ください)。つまり、豊かな子ども時代は大事なのである。この点から、民主党子ども手当(当初)は、極めて妥当なものだった(親の所得と給付が無関係だから。年少扶養控除という、高所得者優遇の政策を、児童手当でごまかした歴代自由民主党政権より良い。もちろん、問題がないわけではないが)。保育所充実優先を唱えるのいいが、どちらもなのである。
 
あと、演技をした人は大変だっただろうな。どれくらいカップラーメンを食べたのだろう? 
 
*内容が不正確な可能性を否定しません。詳しくはDVDを見ましょう(清高調べで、仙台市(の)図書館で借りることができます)。