清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

チャンネルが 減って「N響」 終わったか

読売新聞東京本社版2012年3月13日朝刊12版13面(文化面。もっとも、地域によっては夕刊に載っているかも)に「記者ノート 『N響アワー』終了を惜しむ」(文化部の松本良一記者が執筆)と題した記事がある。「『N響アワー』」も大して見ず、クラシックもあまり聴かないが、この記事を検討する(以下のカギカッコ内は、「記者ノート 『N響アワー』終了を惜しむ」からの引用)。

「終了の背景には、1年前の『芸術劇場』の終了がある。オーケストラ以外の公演も取り上げていた同番組がなくなったため、『N響限定の番組ではクラシックファンの多様なニーズに対応できない』(NHK広報部)という判断が働いた」という。

もしそうであれば、2011年4月1日からの、チャンネル数減少のあおりを受けた、ということは言えないだろうか? 金曜深夜の「『芸術劇場』」、ならびに「劇場への招待」(番組タイトル)(ともに現Eテレ)は、2011年3月に終了したが「劇場への招待」(番組タイトル)の最終回を見たところ(たしか、劇団四季の、赤毛のアンの舞台)、現在BSプレミアムでやっている「プレミアムシアター」(番組タイトル)が後継番組であるという趣旨のクレジットが出たと記憶している。チャンネル数が減れば、ある程度の番組のりストラクチャーは避けられないわけで、「『N響アワー』終了」も、そうなのではないか?

もっとも、2012年4月から、BSプレミアム日曜6時から「特選オーケストラライブ」(番組タイトル)という番組が始まり、内容の大半がNHK交響楽団定期演奏会である。それに重きを置くと、BS契約者をさらに増やすために「「N響アワー』」を終わらせた、ともいえる。

原因確定の必要はないが、私見では、2011年4月の、チャンネル減少が遠因と判断する。

なお、「平均視聴率は1%前後だったが、クラシックファンの人口比を考えれば、日曜夜のゴールデンタイムにこれだけの視聴者を集めてきた功績が大きい」そうで、この功績は記憶しておいて損はない。