清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

政治の話 出来ず不人気? 錦織さん

Yahoo!ニュースを除くと、日刊ゲンダイDIGITAL配信の「劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か」(1/22(火) 15:00配信。https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190122-00000031-nkgendai-spo

)が目についたので検討する。なお、以下においてはYahoo!ニュースからの引用とする。
 
筆者は見ていないが、Yahoo!ニュースの掲載されている記事によると、「錦織の会見は、大坂なおみ(21)に続いて行われた。大坂は前年の全米を制し、英語もネーティブ。外国人記者との間でも活発なやりとりがあったが、会見が終わり、さあ、次は錦織……というタイミングで“事件”は起きた。日本人記者以外のほとんどの海外メディアが立ち上がり、ぞろぞろと会見場を後にしたのだ」という。ここだけ見ていると、英語はできたほうがいいなぁ、というだけの話になるが、続きがある。
 
勝手ながら筆者は「『ケイ(錦織)はいいテニスをする。我々もいつか大きいところを勝つと期待してきたけど、故障などが続いて期待はことごとく裏切られた。フツーは前哨戦を制した選手を気にかけるが、どうせまたダメだろうと思い込んでいるのさ。だれも本気でケイが全豪を勝つとは思っていない。要は信用してない。我々が求めるのは結果だ』」が事の本質のような気もする。プロスポーツならなおさらだが、スポーツで肝心なのは結果である。そう言えば最近横綱稀勢の里関が引退したが、白鵬関が引退したら(永遠に相撲が取れるということは現時点ではありえない)稀勢の里関の2倍くらい報道するんですよね? 横綱・力士として、白鵬関の方が圧倒的に実績があるのは言うまでもないことである。
 
筆者は先ほど「本質」と書いたが、本エントリーで紹介した記事で興味深かったのは以下のところである。
 
「『ケイのテニスはものすごく面白い。さまざまなショットを繰り出して我々を飽きさせないが、いかんせん話がつまらないからね』と、英国人のベテラン記者がこう続ける。/『例えばすでに引退表明したマリーは、性差別などに関しても積極的にコメントする。だから我々も彼の話を聞きたいと思うし、聞けば話も広がっていく。ジョコビッチナダルにしても、あえて外交や政治問題に触れることはないけど、我々は質問する。なんらかのリアクションは期待できるからね。アンドレ・アガシ(スーパースラム達成者で06年引退)なんかは10代のころから我々と人生論を交わしてた(以下略)』」
 
教養というか、自分の考えというのを持ち、発信しないので、プロテニスの他の世界の一流選手に比べて面白くないから錦織さんに話を訊かないということのようだ。
 
以下においては、テニスアカデミーだとか、日本テニス協会だとかの批判になっている。それもあろうが、日本の場合、有名人が政治的な発言をすると叩かれることがあるからではないかと思った。最近ではローラさんが米軍専用基地の辺野古移転反対の署名を求めたことに対する反応が典型例のように思う。その一例はビジネスジャーナル「ローラ、辺野古署名呼びかけの“政治的行動”で仕事激減の懸念…各局が起用自粛の恐れも」(2018年12月26日。https://biz-journal.jp/2018/12/post_26057.html
 
ただ一方で三浦瑠麗さん(当ブログで「三浦瑠麗」で内容検索した結果は、https://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%BB%B0%B1%BA%CE%DC%CE%EF&sk=1
)のように中立を装って現政権(自由民主党公明党連立政権。安倍晋三内閣総理大臣)を支持するだけに見える言論は思ったほど咎められていないので、結局日本というのは自由主義ではなく全体主義なのだな(自由民主党政権を肯定しないと許されない、という意味で)、とも思ってしまった。
 
だいぶ脇道にそれたが、錦織さんの一件は、今の日本において意外と深刻なのかもしれない。