清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

差別者の 得票 380万

令和2年7月5日に執行された、東京都知事選挙の結果はhttps://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/uploads/r02tochiji_kaihyo_kouhoshatokuhyo.pdf から(見やすくしたものとして、朝日新聞デジタル「開票速報 2020年都知事選(略)」(2020年7月6日アクセス)も挙げる。

www.asahi.com

 

まぁ、新型コロナウイルスの流行が止まないご時世なので、現職が勝つのは普通のことらしい(聞いた話)。

 

それはさておき、開票結果の一部を、朝日新聞デジタルより記す。

小池百合子(67歳。現職)3,661,371票 (得票率59.70%)

(略)

桜井誠(48歳。新人)178,784票(得票率2.92%)

(以下略)

タイトルの「差別者」は、筆者の知る限りこの2名であるが、約380万票、 約63%の得票率である。すごい。東京の、投票した有権者の6割以上が差別是認で、投票しなかった45%(令和2年7月5日執行 東京都知事選挙 投票結果(https://www.senkyo.metro.tokyo.lg.jp/uploads/r02tochiji_touhyo.pdf)参照)は戦うことすらしなかったんだぁ。

 

え、東京都の有権者をバカにするな?候補者を「差別者」呼ばわりするな?何言ってるんだか。

 

まず桜井誠さん。アマゾンで著作を検索した結果、見てみる? https://www.amazon.co.jp/%25E6%25A1%259C%25E4%25BA%2595%25E8%25AA%25A0/e/B004LWC39Y?ref=sr_ntt_srch_lnk_1&qid=1594039786&sr=8-1

 

「大嫌韓」だとか「超嫌韓」だとかが躍ってるだろ?それを根拠としている。

 

日本第一党の政策も見てみる? https://japan-first.net/policy/ 

 

以下の記事もURLを挙げとくよ。

ハフィントンポスト日本版「『ヘイトスピーチ中止を』法務省が初勧告、在特会前代表の桜井誠氏に」(2015年12月22日 21時13分。https://www.huffingtonpost.jp/2015/12/22/no-hate-zaitokukai_n_8860116.html

 

神奈川新聞・カナロコ「時代の正体〈365〉桜井誠氏の差別の思想を非難する」(石崎学記者。2016年07月30日 00:00。https://www.kanaloco.jp/article/entry-79294.html )

 

この程度を挙げれば、平均程度の人間に理解してもらえると思う。

 

でも小池百合子さんは違うんじゃね? アマいなぁ(苦笑)。

 

まずは、毎日新聞小池都知事 韓国人学校用地の有償貸与計画『白紙に戻す』」(2016年8月5日 20時10分(最終更新 8月5日 20時51分))でも見てもらうか。https://mainichi.jp/articles/20160806/k00/00m/040/101000c

 

韓国人学校用地の有償貸与計画については、理由があった。『舛添前知事「知事の部屋」』「舛添知事定例記者会見平成28年3月18日(金曜)14時00分~14時27分」(https://www.metro.tokyo.lg.jp/GOVERNOR/ARC/20160621/KAIKEN/TEXT/2016/160318.htm )によると、

【記者】2点目、これも都市外交に絡む話かと思うのですが、先般、韓国人学校について、旧都立市ヶ谷商業高校の跡地を貸すということで協議を進めるということの発表があったかと思います。これも改めてという話になるのですけれども、東京都として、そういう敷地を提供していく意義というか、改めてお伺いしたいのですが。

【知事】今のご質問ですけれども、姉妹都市であるので、お互いに協力する、この前もソウルの道路の陥没でぱかっと穴が開いたのを、我々の建設局のチームが助けに行くと、そういうことをやって、お互いに協力し合うというのは非常に良いことです。ソウルで日本人学校を開くときに、やはり場所をどうするか、それで、いろいろな建設資金のやりくりなどで困ったときに、ソウル市が全面的に協力をしてくださって、それで、日本人の子供たちがソウルでしっかりと教育できています。同じことなので、韓国の人たちは、やはり手狭になったので、何とか協力できないかということですから、我々もそういうことをやっていただいて、姉妹都市であるので、お互い恩返しでやっていくと。
 それから、日本と韓国の将来に向かっての友好関係を一番担保できる人たちは、これからの世代の人たちなので、日本にいる韓国の子供たち、これは将来二つの国の関係が悪くなったときにしっかりと友好関係に努力してくれる。逆に、韓国にいる日本の子供たちが同じような方向で日韓協力できる。だから、そういうことは非常に良いことだろうと思っていますし、これは韓国だけではなくて、北区にはフランスの学校があります。そうすると、先般、どなたかが記事に書いていたと思われますけれども、あそこにフランスコミュニティのようなものができて、非常に地元と和やかになっている。
 それから、確か江東区だったと思いますけれど、インド人学校ができました。最初は反対も多かったのですけれども、もう今は、日本人の子供もそこに入りたいというぐらいで、非常にすばらしいコミュニティが形成されているので、日本の子供たちの国際化、オリンピック・パラリンピック教育とかを一生懸命やっているときに、目の前にそういうコミュニティがあって、じかに触れることができるというのは、東京のグローバル拠点として、そのまちを活力のあるまちにするために非常に良いと思いますので、国と国の関係でいろいろ難しい問題もありますけれども、お互い市民、都民の間でこういう協力をやっていくということは、私は良いことだと思っております。

ということである。なお、「有償貸与」なのだから、東京都が損をするということはない。なお、産経ニュース「白紙撤回の韓国人学校貸与予定地、住民が嘆願書『都民のために有効活用を』 小池百合子知事『都民ファーストで考える』」(2017年1月26日17時18分。https://www.sankei.com/politics/news/170126/plt1701260024-n1.html )の「嘆願」は、韓国人学校利用者にも都民がいるから、嘆願した人、ならびに小池さんは馬鹿にされても仕方がない。

 

一方、日本経済新聞電子版「東京駅八重洲口に外国人学校誘致 小池知事が表明、特区を活用」(2016年9月13日7時。https://www.nikkei.com/article/DGXLZO07146610S6A910C1L83000/ )のような事実もある。つまり、韓国人が使うから有償でも貸さない、という人種差別(人種差別撤廃条約第1条定義。広義)をやってしまっていたのである。

 

小池百合子東京都知事のコリアン嫌悪はこれにとどまらない。読者のみなさんもご存じだろうが、小池百合子さんが都知事になってから関東大震災朝鮮人犠牲者の追悼式に追悼文を送るのを取りやめた。朝日新聞デジタル「小池氏『特別な形、控える』 関東大震災朝鮮人追悼文」(2017年8月25日 23時50分 

https://www.asahi.com/articles/ASK8T5H5XK8TUTIL022.html

)に理由が書いてあるが、それによると、

 

「切り口は異なっているかと思うが、不幸な死を遂げた方に対する慰霊をする気持ちは変わらない。知事として全ての方に哀悼の意を表することは大変意味の深いことだ」

「民族差別という観点より、災害の被害、様々な被害で亡くなった方々への慰霊をしていくべきだ」

という。

 

最近、アメリカの黒人差別に対して「BLACK LIVES MATTER」(

ブラック・ライヴズ・マター - Wikipedia 参照)ということが言われているが、小池さんのやっていることは、そういうことの否定である。すなわち、「震災直後に「朝鮮人が略奪や放火をした」などのデマが広がる中、虐殺された朝鮮人ら」(「小池氏『特別な形、控える』 関東大震災朝鮮人追悼文」)の話を否定しているのである(「『不幸な死を遂げた方』」(「小池氏『特別な形、控える』 関東大震災朝鮮人追悼文」)一般の話ではない)。

 

こういう歴史否定者、ならびに差別者が東京都知事になり、それのみならず公然と差別発言する人もそれなりに得票してしまうのだから、日本という国は否定的な意味で深刻な状況である。

 

*取り上げた新聞記事の一部に有料記事あり。

**ウェブサイトは2020年7月6日アクセス。