会社がどこに支店を置こうが自由なのを前置きして、以下のニュースを。CNN.co.jp「NYタイムズ、香港拠点の一部をソウルに移転へ」(2020年7月15日19時45分)
上記記事によると(2ページ目)、
NYタイムズの移転先としては、ソウル以外にバンコク、シンガポール、東京も検討された。最終的に、外国企業への待遇や報道の独立性、アジアの主要ニュースに果たす中心的な役割などから、ソウルが選ばれたという。
とのこと。
最近はご無沙汰しているが、スカパー!無料の日でCNNを見ると、アジアと言えば香港だった記憶がある。記事にも
香港はこれまで、中国本土の近くにありながら言論の自由が守られ、ビザも取りやすいなどの利点から、アジアにおけるメディアの中心地と位置付けられてきた。NYタイムズのほかCNNや米ブルームバーグ、仏AFP通信、英フィナンシャル・タイムズ、米ウォールストリート・ジャーナルも、ここにアジア地域の拠点を置いている。
とある。
香港の情勢変化で香港から支局を移すということなのだから、よほどのことだろう。
「NYタイムズの移転先としては」からの引用では、個人的には、シンガポールか東京かな、と勝手に思ってしまったが、ソウルであった。
筆者も日本人なので、韓国を過大にライバル視する傾向があるのを承知しているが、昨今の日本の国際的地位の低下の一端かな、と、これまた勝手に考えてしまった。企業が合理的に行動しているにすぎないのに。
それにしても、昨今のアジアは、中国が中心の印象。以前は日本が西側におけるアジアのリーダー的存在の印象。そのどちらともアクセスのよいソウルが選ばれた、と解釈すればいいんだろうな。