清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

自民党 支持ゆえ(?)トーン ポリシング

まずあらかじめお断り。以下の内容は、あくまで記事を読んだ限りの筆者の感想です(動画等でチェックしていない)。

 

①デイリースポーツ「蓮舫氏 テレ朝番組で国会質問「不愉快ショウタイム」と批判され、一部に反論」(2021年5月11日)

www.daily.co.jp

によると、

 末延氏(元テレ朝のジャーナリスト末延吉正氏のこと。筆者補足)は菅義偉首相の答弁はもっと説明を重ねるべきだと指摘した。そのうえで「なぜ不快かというと、特に蓮舫さんなんかは」と野党側の姿勢について「今年選挙があるのが分かってるから、ダメな総理を追及して自分たちは正しいという。もっと謙虚に」と発言。世間がいま知りたいのはスムーズなワクチン接種のための混乱回避策などではないかとして「そういう必要なことをお金と時間かかってる国会議員のひとたちはやってほしい」と求めた。

 また「オリンピックのことを徹底的に聞くなら、開催都市である東京都の小池知事を参考人で呼ばないんですか。そういうこともせずに、イッツ国会ショウタイム、いつまでやってるんだ。かなり不愉快な感じで聞いてました」と批判した。

という。

 

蓮舫さんに対してトーンポリシング*1をしてしまった。おそらく末廷さん、自由民主党支持者だから、蓮舫さんの発言内容を弱めたかったんでしょうな。

 

なお、①の最後の段落については、蓮舫さんのツイートのリンクを貼っておく。

 

参議院規則*2第137条より、おそらく正しいと評価しておく。

 

②スポーツ報知「坂上忍蓮舫氏の質問に『不愉快になるんですよ』」(2021年5月11日13時45分)

hochi.news

によると、

 番組では、蓮舫氏が「指定病院に選手と国民が同時に搬送された場合、どちらを優先して治療するのか?」と菅首相に質問し、答弁後に「総理、日本国総理大臣として答弁はたった一つですよ。国民が優先される、でしょう。守るべき命は国民じゃないんですか?」と返したことを伝えた。

 このやり取りにMCの坂上忍は「(蓮舫氏の質問が)意地悪って表現が正しいのかはわかりませんけど。与党のことを言って野党のことも言った方がいいんだったら、立憲もいつまであそこに蓮舫氏を立たせているんだって、ヒロミさんは思っているんじゃないですか?」と話し、コメンテーターのヒロミに意見を求めた。

 ヒロミが「野党がもう(意地悪で)ちょっと聞いてても、答えが」と話し始めると、坂上も「不愉快になるんですよ」と同調。そしてヒロミは「もうちょっと考えてやらないと。野党に任せようとか、自民はダメだとかにならないんだよ。野党は本当に頑張らないとひっくり返せないと思うよ」と野党へゲキを飛ばしていた。

という。

 

これもトーン・ポリシングですなぁ(内容ではなく、「『(意地悪)』」であることを理由として発言内容を弱めようとしているから)。「『不愉快になるんですよ』」なんか分析でも何でもない。

 

分析って、例えば以下のツイートである。 河添誠さん(プロフィールによると、「フリーの労働活動家)の2021年5月11日8時52分のツイートのリンクを貼る。

 

この河添さんのツイートが正解。根拠は医師法*3第19条である。

第十九条(第1項。筆者補足) 診療に従事する医師は、診察治療の求があつた場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない。

「『国民が優先されるべきだ』」というのが「正当な事由」となるかは、医師法判例を調べていないからわからないが、五輪選手だろうが外国人だろうが断れる(従って、そうでない国民が優先される)とはなっていないと思われる。トーン・ポリシングなどやっている暇があったら、きちんと調べれば、番組や人物の格も上がったのに。

 

*1:「『もっと謙虚に』」の部分。ここでは『10代から知っておきたい あなたを閉じ込める「ずるい言葉」』(森山至貴(のりたか)、WAVE出版、2020)p23の定義「『言い方が悪い』という批判によってその力を弱めようとすること」を勝手ながら採用する

*2:

https://www.sangiin.go.jp/japanese/aramashi/houki/kisoku.html

*3:

医師法 | e-Gov法令検索