清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

五木ひろしに 鈴をつけたか NHK

 第72回NHK紅白歌合戦*1が2021年12月31日に放送される予定だが、五木ひろしさんが紅白歌合戦に出ないことになったという*2

 

 意外であった。筆者は読売新聞に掲載された「時代の証言者 闘志が開く歌の道 五木ひろし」を読んだが、その第29回「紅白50回 最多の誇り」(読売新聞2021年10月6日統合版12版10面)に、以下のようなことが書いてあったからだ。

 よく「出場辞退」「卒業」といった言葉を聞きますが、僕には理解できません。僕が出場に値しないと判断するなら、選から外せばいい。そうならぬよう、一年一年努力を重ねるのです。*3

つまり、出る気満々だったということである。そしてそれは、デイリー新潮「五木ひろし、実は今回で『紅白卒業』だった? NHKから打診されるも本人は“拒否”」にも書いてある*4。従って、*1にある「『昨年50回を迎え、大きな区切りをつけました。この喜びを胸に終了したいと思います』」というのはにわかに信じがたいのである。言ったのかもしれないが。

 

 おそらく、NHKの担当者が、五木さんを出さないということを、五木さんにすでに伝えたのだろう。ただし根拠はない。

 

 最近はK-POPばかり聴いていて日本の流行音楽に疎く、したがって五木さんが紅白に出ないのが妥当かは断言できないが、それにしても出場者を発表してからでもいいはずで、その前に五木さんが紅白に出ないということが決まったということは、NHK側の意向の強さが垣間見える。

 

 紅白歌合戦の構成をどうするかは難しい。公共放送NHKだから視聴率に関係なく構成できるという反面、あまりにも視聴率が高かったのでそれがプレッシャーになるということもある。演歌系のアーティストの歌唱だと視聴率が下がる傾向があるらしいので*5、そのあおりを受けたのだろうか?五木さんの不出場が決まったので、五木さんがいなくても、他の演歌歌手がよかっただとか、全体的に良かっただとかということになるのを期待したい。

*1:紅白歌合戦のサイトのアドレスは、

https://www.nhk.or.jp/kouhaku/

*2:日刊ゲンダイDIGITAL「五木ひろしは連続出場50回で“打ち止め”…NHK紅白「演歌枠」をめぐるウラ事情」2021年10月19日14時。

https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/296252

*3:読売新聞2021年10月6日統合版12版10面「時代の証言者 闘志が開く歌の道 五木ひろし 第29回 紅白50回 最多の誇り」

*4:週刊新潮 2021年1月14日号掲載。

https://www.dailyshincho.jp/article/2021/01061700/?all=1

*5:Yahoo!ニュース個人「『紅白』復活を支えた7要因~”嵐・LiSAワンツー”だけじゃない演出とパフォーマンスの妙~」(鈴木裕司・著。2021年1月3日17時48分。

https://news.yahoo.co.jp/byline/suzukiyuji/20210103-00215937

)によると、「実はこれまでは、この曲紹介で視聴者が逃げることが多かった。

特に演歌の場合は、歌唱中に逃げるだけでなく、MCで演歌と分かった瞬間にチャンネルを替える人が少なくなかった」とのこと。