プロの世界は多かれ少なかれクレージーなところがあると筆者は思っているが、K-POPのアイドルも例外ではないという話。
昨日22時からNHK・Eテレで放送された*1、「ねほりんぱほりん 夢に青春をささげた挑戦の日々…元K-POPアイドル練習生」が面白かった。
K-POPの世界は厳しいと聞いているが*2、ちょっと常軌を逸していると思った。
まずダイエット。ゲストに出ていた日本人女性によると、身長が163㎝で、43kgが理想の体重だから、ダイエットのために、約1か月間コーヒーしか摂らなかったという。
身長163㎝、体重43㎏のBMIを、カシオ計算機のサイト「keisan」*3
調べたところ、16.18であった。日本肥満学界の判定基準では「低体重(瘦せ型)」、世界保健機関(WHO)の判定基準では「痩せ」である。日本人女性は44kgまでは行くが、どうしてもそれ以上痩せないのでコーヒーのみの摂取となったが、やりすぎである。改められるべきなのは言うまでもない。なお、身長163cmの人の適正体重は、先述の「keisan」によると、58.45kgである。
続いては韓国の某芸能事務所の話。現在のアイドルは「個性がなくなるのが(略)特徴」なのだという。公平に見てそれは現在だけの話ではない。これは記憶だが、少女時代が人気があった時に、個性がないという旨の批判を海外のメディアがしていた(はずである)。筆者の記憶違いであればいいが。また、そういう記事があるという人は、ぜひコメント欄で。それはさておき、筆者が観る限りでは、ガールズグループに限っては、「個性がなくなるのが(略)特徴」とは思わないが、それは筆者が相対的に人気がないグループまで見ているからか。日本人がいるメンバーでいえばCherry Bulletが一例だが*4、背の高い人もいれば低い人もいるし、おっ!と思わせるきれいな人もいる。なお、ウィキペディアには、身長と体重も書かれている。日本人女性が基準としていると思われる、身長-120=体重、の法則に当てはまっているわけではない。いちいちBMIを出すわけではないが、痩せている人が多いであろうことを付記する。長くなったが、「個性がなくなるのが(略)特徴」というのには賛成しない。
最後に韓国人男性の話を。せっかくデビューしたのだが、給与未払いなどがあり、事務所の社長が刑務所に収監され、グループも解散したのだという。「刑務所に収監」とは穏やかではないが、「給与未払い」は、10年以上日本のバスケットボール界を見ている筆者としては、以前の日本のバスケットボール界を見ているようであった。
なぜ唐突に「バスケットボール界」を出したのかというと、K-POPアイドルの世界って、スポーツチームに似ていると思っているからである。筆者はガールズグループをよく見るが、SMやJYPといったところのグループは、メンバーもミュージックビデオもすごいと思わせるところがある。それほど有名ではない事務所のグループもいい曲はある。ただ、メンバーのオーラやミュージックビデオが劣る場合があるのも否定できない*5。実績のあるチーム(事務所)とそうでないチームとの差がはっきり出ているのがK-POPガールズグループの世界だと筆者は勝手に思っており、それがスポーツの世界に似ているように思うのである。すべてのスポーツの世界を思い浮かべているわけではなく、例えば、スペインのサッカーにおいて、FCバルセロナとレアルマドリードが強いというイメージである。
とにかく、K-POPアイドルの世界はクレージーだ。改めるべきところもあるのでそこは改め、よりレベルアップしたパフォーマンスを期待したい。
*1:まだの人は、2023年2月7日0時(月曜深夜)から再放送。
*2:おそらく、高所得国の芸能界には、多かれ少なかれあると筆者は思っているが、根拠はない。
*3:このサイトのみならず、本記事のサイトは全て2023年2月4日アクセス。
https://keisan.casio.jp/exec/system/1161228732
*4:ウィキペディア「Cherry Bullet」をご一読。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Cherry_Bullet
*5:ここまでについてはいちいち根拠を示さないので、各自で確かめてほしい。筆者の見解に反対であれば、コメント欄に、グループ名と曲名を書いて、YouTubeのリンクを貼ってほしい。