移植ツーリズム 反対決議…アジア・太平洋議員フォーラム.読売新聞,2023年12月3日,統合版,13版,p.33.*1によると、「『移植ツーリズム』への反対を盛り込んだ決議案が採択され」、「各国が移植用の臓器を自国でまかなうよう努めることを求めた」という。
それはいいのだが、日本の場合は、臓器移植の場合を除いて脳死を人の死にしていないこと*2、臓器提供の意思表示が自由であること*3、以上2点から、移植用の臓器を自国で賄うことが難しいはずである。
従って、移植ツーリズムに反対するだけではなく、脳死を人の死としたり、臓器提供を既定とする（提供をしたくないときに印をつける）といった対策が欠かせないと思うのだが、間違っているだろうか。
*1:タイトルは読売新聞オンラインから拝借した。読者会員、読者会員（家族）限定記事だが、同旨の記事と思われる。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20231203-OYT1T50028/ （参照2023-12-03）.
*2:臓器の移植に関する法律第6条第1項「死体（脳死した者の身体を含む。以下同じ。）」が根拠。e-Govで検索した結果は、
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=409AC1000000104_20220617_504AC0000000068&keyword=%E8%87%93%E5%99%A8%E7%A7%BB%E6%A4%8D （参照2023-12-03）.
*3:運転免許証を見ればわかる。
