今日筆者が注目したのは、読売新聞オンラインにある"[語る 政権の課題]<4>デフレマインド 脱却を…慶応大教授 土居丈朗氏(年齢略)".2024-05-09.
,(参照2024-05-09)である。
上記記事は、読売新聞2024年5月9日統合版13版p.4とおそらく同じなので、統合版から引用してみる。
物価が下がった方がいいというデフレマインドのままでは経済を縮小均衡に向かわせるだけだ。
「物価が下がった方がいい」という考えがよくないのはわかる。しかし、「デフレマインド」は悪いのだろうか。
筆者が検索して見つけた「デフレマインド」の定義を。
物価が上昇しない、または物価が低下するとの心理("わかりやすい用語集 解説:デフレマインド(でふれまいんど)"三井住友DSアセットマネジメント.
https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST3005/
,(参照2024-05-09*1)
デフレ時代に染みついた企業や消費者の心理や行動様式。実体がどうであれ、今後も経済状況があまりよくないであろうと悲観的になる心理状態のこと。将来を不安に思い、節約や貯蓄をしてお金をあまり使わないようにしようと考えること。("デフレマインド:証券用語解説集".野村證券.
https://www.nomura.co.jp/terms/japan/te/A02927.html
「物価はこの先も上昇しない、またはこの先は下がっていく」と考えること("編集委員の
キーワード解説:デフレマインド".読売新聞オンライン:目覚めよJAPAN.https://yab.yomiuri.co.jp/adv/mezameyo/keyword/details/keyword_05.html)
デフレマインドという言葉があります。日本経済は約30年の長期間にわたってデフレであり、それによって世間に浸透し定着してしまった考え方や消費の傾向、まさに消費するときの感情や行動の要因のことです。今後も経済状況があまりよくないであろうと悲観的になる心理状態で、将来への不安など、節約や貯蓄をしてお金をあまり使わないようにするという心理状態となります。また、安い商品を選ぶようになり、企業も価格を下げようと努力する、ほしいものも少し待てば値段が下がるというように考えて消費行動を起こします。"トピックス:デフレマインド・インフレマインド".DOYU NET(中小企業家同友会全国協議会).
節約や貯蓄、安い商品を選ぶこと、これらは悪いことなのか?これらがなければ、生活は成り立たないだろう。
消費者にとっていい商品を安く買う。これが消費者のだいご味である。生産者は、高く買ってもらいたかったら、よりいい商品を作るしかない。それだけの話だ。
もちろん、消費者の大多数は生産者の下で働くものだし*2、筆者の経験上、欲しいと思った時がたいてい買い時であり、買えなければとりあえず諦めるものだが。