清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

日本出身 初の3連敗 4連勝

囲碁本因坊戦といえば、毎日新聞主催のもっとも伝統のある棋戦だが、記事の都合上、MSN産経ニュースを用いる。

「羽根が本因坊奪取 大逆転、3連敗のあと4連勝」(http://sankei.jp.msn.com/culture/igo/080723/igo0807232224003-n1.htm
によると、第63期本因坊戦は、羽根直樹九段が、高尾秀紳本因坊(本名は紳路)を、3連敗後の4連勝で下し、初の本因坊位に輝いた。羽根新本因坊本因坊襲位を祝するとともに、高尾前本因坊の捲土重来を期待します。

なぜ、MSN産経ニュースを用いたかというと、以下のくだりがあるからである。

「タイトル戦七番勝負(読売主催の棋聖戦、朝日主催の(新)名人戦、毎日主催の本因坊戦―清高注)での、3連敗4連勝の大逆転劇は16年ぶり6度目。過去、林海峰名誉天元が2回、趙治勲25世本因坊が3回演じている。」

林海峰名誉天元は台湾出身。趙治勲25世本因坊は韓国出身。ということは、羽根新本因坊の逆転劇は、囲碁・将棋界を通じて(将棋界には3連敗後の4連勝はない)初の日本出身棋士による大逆転劇ということになる。

星のめぐり合わせの問題もあるが、過去の逆転劇を見た限りでは、外国出身棋士の鍛えというか、執念深さが出たように感じたが、ついに日本出身棋士が3連敗後の4連勝をやってのけたか。

全然関係ないが、囲碁の国際棋戦においては、日本勢が苦戦している。日本の棋士(大会によって条件が異なると聞いたことがある。すなわち、所属で代表が決まる場合と、出身地で代表が決まる場合がある)には、もう少し執念を持ってもらいたいところだ。

国際棋戦で思い出したが、国際棋戦が文字通り世界一かは、当ブログでは見解を保留する。日本の棋戦の方が持ち時間が長いことと(最長8時間)、賞金額がわからないことが理由である。日本の棋戦のスポンサーが、賞金をふんだんに出すなどして、日本の棋戦が世界一であるとされるように祈る。

*文中敬称略