ご存知の通り、野球の関西独立リーグが、分配金未払いでピンチになり、現在では4球団(大阪、神戸、明石、紀州)で運営することが決まったという。
おそらくは、旧運営会社の問題なのだろうが、そもそも、関西で、野球の独立リーグを作るのは、容易でないと思った。というのは、人気球団の阪神タイガース(と、オリックスバファローズ)があるので、それではなく、独立リーグを見ようとはならないのではないかと前から疑問があったからである(といっても、記事にはしていないが)。
比較として、日本の男子バスケットボール界を取り上げると、申し訳ないが、野球のNPBほど、JBLが、スーパーリーグ時代から人気があった存在とは言えず、JBLと違う土俵で戦い(ルール、外国人枠、地域密着など)、努力しているので(BSデジタルで放送されたり、NBAチームのダンスチームを呼んだり、など)、bjリーグ(日本バスケットボール協会から分かれたという意味で、真の「独立リーグ」といえよう)が成り立っているといえよう。
一方、とりわけ関西は、前述のように有名なNPBのチームが関西に2つあり、それよりレベルが高いとは言えない(見ていないので断言してはいけないが、まさか独立リーグで億の年俸をもらっている人はいませんよね?)独立リーグを見ようという動機付けがあるのか、疑問である。
ましてや、社会人野球も、チームは減っているが厳然と存在し、それなりの魅力があろうから、独立リーグのプロでやろうという人は相違ないのではないか、と推測する。
また、BC(ベースボールチャレンジ)リーグや、アイランドリーグは、申し訳ないがNPBが余り来ないところでやっているので、それなりの存在感があるのではないか?
というわけで、思ったことを書いただけでも、関西独立リーグの前途は多難である。NPBとの連携強化、ならびに、NPBの球団を増やす、などのほうが、よりよいかもしれない。