清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

映画のね 2本立てにね 挑戦だ

昨日は映画館のメンズ・デー。ということで、映画を観た(こんなことを書けるのが匿名ブログの醍醐味)。

観た映画は、『クロッシング』と、『ホームレスワールドカップ』である。以下、感想を述べる。

まずは『クロッシング』。北朝鮮に住む元サッカー選手は3人と犬一匹の生活。妻が病気だが、貧困その他で薬がない。そこで、薬を得るために脱北を決意する。何とか成功するが、妻は病死。そこで、子も脱北を試みるが、元サッカー選手と再会なるのか?なお、すごくアバウトに書いたつもりだが、これなら今後映画を御覧になる方も失望しないだろう。実際には、ここで書いたよりも濃厚な話です。

北朝鮮の人権侵害は言うまでもなく、経済成長が大切であること、分配もまた大切であること、統治者がどんな人かが大事であること、制裁の意味、以上のことを考えさせられた。いろいろなことを考えさせる映画なので、機会があったらぜひ。

なお、この映画は、第81回米国アカデミー賞外国語映画部門の韓国代表作品だったが、残念ながら『おくりびと』にはかなわなかった。それはラストを見ればわかろうが、そのラストがリアリティーを持たせる効果があると思った。

昼食をはさんで『ホームレスワールドカップ』(原題“KICKING IT”)。2006年南アフリカホームレスワールドカップドキュメンタリー映画。推定10億人のホームレスがいるそうだが、薬物依存、貧困など、事情があってホームレスにならざるを得ない人がいるが、そんなホームレスの人に生きる希望を与えるイベントが、ミニサッカーのホームレスワールドカップである。参加国の選手に密着し、それぞれの事情を交えつつも、真剣勝負の模様を描く。

幸いなことにホームレスになっていない多数の人も、ちょっとしたきっかけでなってしまいかねないものだと思った。つまり、ホームレスは、社会問題だと思った。

以前、精神疾患の人にサッカーをさせる試みを聞いたことがあるが、それだけサッカーというのは、他のスポーツとは異なる、人を惹きつける何かがある、ということも思った。なお、この映画、鑑賞料の一部が、ホームレスサッカーチームをサポートする団体に寄付されますので(詳しくは検索などでお調べを)、機会があったらぜひ。