清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ストレステスト だめなら何を すべきなの?

読売新聞2011年7月3日朝刊13版4面(仙台では)「一律の耐性検査 間違い 馬淵澄夫 前首相補佐官」が目に付く。しかし、対案が出ていないし、民主党所属の人間としては、いかがなものか、という出来。

「ストレステスト(カッコ内略)は安全基準の見直しに直接結びつくものではなく、たとえば地震などの外力を3割、5割増しにするだけで、安全確保にはならないからだ(中略)まずは暫定の安全技術基準を設け」というが、根拠のない暫定基準よりは、まずはストレステストをやるのも悪くない、と知ろうと考えながら思うけど。

「そもそも一律にストレステストをやるのが間違いだ。原発の耐震性能は地域ごとに大きく異なる」→もちろん、原子炉は、いろいろなメーカーが造っていることは承知している。しかし、より過酷な状況を設定しないで、また大きな地震が来たらどうする?「想定外」で言い逃れるのか?

「政府は原発の安全宣言をした後にストレステストをするという、まったく理屈に合わないことをして」いるが、「抜本的に安全基準が見直していない段階で安全宣言をした」のであれば、「理屈に合わな」くても仕方ないんじゃないか? 順番は大事だが、人々の安全や生命より大事なのか?

馬淵澄夫議員のプロフィール(http://www.mabuti.net/profile.html
を見ると、「横浜国立大学工学部卒業」(理工学部に改編されたようだ)という。だから相応の根拠があって言っているのだろうと推測はするが、説得力は感じられなかった。スペースの問題もあろうが、ストレステストの是非は、手続き論よりも問題なわけで、もっと詳しく論じてほしかった。