『週刊現代』2011年9月17日号p68「紳助か、韓流か フジテレビの『番組欄』が真っ白だった理由」（以下、『週刊現代』）が面白かった。以下、検討する。
『月刊デジタルTVガイド 10月号』（東京ニュース通信社）ノ9月22日の番組表を見ると、フジテレビのプライムタイム（午後7時から11時のこと。清高注）が「〈番組は未定です〉」（以下のカギカッコ内は、断りのないかぎり、『週刊現代』からの引用）となっているらしい（清高未確認）。
『週刊現代』によると、「韓流叩きをしている人々は番組表を見て、『CMが入らず番組を決められないのだ』と騒ぎ立てている」らしい。
しかし、『週刊現代』によると、「番組表の空白は(中略)実は韓流叩きとは無関係だった」という。フジテレビは「“後出し戦略”」を採っているかららしい。唐突だが、私は、『NHKウィークリーステラ』（NHKサービスセンター）を愛読しているが、最新号2011年9月9日号にも、「番組（内容は未定です）」（この部分は『NHKウィークリーステラ』の表現）がある。例えば、p53の9月6日（今日!）のTBSの午後3時55分からと午後7時が未定になっている（もちろん、実際には番組が放送されている）。つまり、「“後出し戦略”」が正しいかはさておき、「韓流叩きとは無関係だった」は、正しい可能性が極めて高い。
ところで、「『韓流叩きの連中は番組の最後に流れるスタッフロールから、あの手この手でスタッフの個人情報を割り出して、嫌がらせを始めました。/（改行。清高注）スポーツ関係の社員の住所と家の写真がネット上にアップされたり、別の社員は娘さんの写真を晒されたりしています』（フジ報道番組ディレクター）/結果として、たとえば日曜22時から生放送の情報番組『Mr.サンデー』では、8月28日放送分からスタッフロールが消えた」という。
すべて未確認だが、私は本当だと思ってしまった。私だけの非合理な認知だけではないようで、嫌韓流側の立場の弱さもあるのではないか? 所詮は大義などなく、単に朝鮮が嫌いなだけで、思い通りにならないと嫌がらせをする、という風に見えてしまっているのだ。
ところでフジテレビ、番組表の限りでは、9月12日から、韓流α枠が14時7分から16時53分まで3本立てとなる（フジテレビHP 番組表（http://www.fujitv.co.jp/timetable/weekly/index.html）
参照）。嫌韓流デモや嫌がらせに屈せず、時間を増やすのだから、骨のある対応と評価したい。
なお念のため。私は仙台在住なので、フジテレビの関東ローカル枠がどうであろうと利害関係はありません。また、いわゆる韓流ドラマは、現在は見ておりません。
*2011年9月13日タイトル、内容一部修正
