清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

韓流ブーム 分析番組 面白い

2011年10月31日22時55分からNHK総合テレビで放送された、「大人ドリル 韓(カン。ハンと言わないのには理由があるそうだ)流ブーム徹底解剖」が面白かったので、エントリーする。
 
なぜ韓流ブームなのかを、NHKの解説委員が見解を述べるという内容。以下、印象に残ったことを何点か。
 
K-POPで言えば、少女時代の曲のほうが、AKB48よりも覚えやすいんだって。曲を聴いたことがないのでよくわからないが。
 
10都市(選んだ根拠は不問)で日本のドラマと韓国のドラマ、どちらが好きかのアンケートを取ったら、香港と台北を除いた8都市で韓国のドラマのほうが人気があったのだが、その原因が放映権料だという。よく練られた戦略で、最初は思いっきり安く、徐々に高くしていくらしい。
 
K-POPのアーティストは、日本で発表する時は、原則として日本語で歌う(アメリカの人はめったに歌わない)。ユーザーである日本人のニーズに合わせているのだという。これは、韓国の商売一般に言える、という(インドに売るエアコンはシンプルなモデルらしい)。
 
もちろん、K-POPの売り込み(など)には、国家戦略があるのはご存知の通り。きっかけは経済危機。外貨を獲得しなければいけないという韓国の体質からITとコンテンツを重点的に支援しているのだという。
 
売れるのは日本人に度量があったり、コンテンツの質が高かったりという原因があるという。前者は誇りに思う。後者は、韓流はそうかもしれないが、一般論としてはどうか(売れない=質が悪い、とはならないのが芸術一般だろう。J-POPを、たとえば首都圏のFMで聴けば(地方はチャンネル不足)、知らない曲でもいい曲があることぐらいわかるだろう)。
 
韓国も1998年以降、日本のものが入ってきているという。韓国で、好きなキャラクターを聞いたところ、ベスト10のうち、ハローキティが第1位、10のうち5つが日本(あとはアメリカ3、韓国2)とのこと。
 
韓流ブームで日本企業も儲けている(ポニーキャニオン、その他)ことは、韓流ブームは、いわゆるwin-winの関係になったということのようだ。以前は、韓流コンテンツで、日本企業は儲けることができなかったという。
 
その他、韓流ドラマを各局でどらくらいやっているかのデータが興味深かった。ここは清高調べで、2011年10月22日から10月28日までの週間データを示そう(『NHKウィークリーステラ』2011年10月28日号(NHKサービスセンター)参照)。
 
NHK 総合1時間、BS2時間(日韓共同制作含む)。
日本テレビ系 地上波0、BS22時間。
テレビ朝日系 地上波0、BS(約)27時間。
TBS系 地上波5時間、BS7時間。
テレビ東京系 地上波2時間(新番組)、BS13時間。
フジテレビ系 地上波(約)7時間、BS16時間(リピート放送あり)。
 
韓流ドラマだけなら、テレビ朝日系が一番時間が長い。フジテレビ系は地上波の放送が多いが、ゴールデンタイムや休日の放送はない。音楽番組のこともあるようなので何とも言えないが、ドラマだけなら、反韓流デモはあまり意味がないと思う。付け加えると、所詮は関東ローカル(仙台放送は14時から1時間、週5時間)の話だし。