清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「“韓流”」を 「韓国政府」と 阿呆が言い(2)

以下に紹介する記事はくだらないという非難は甘受するが、

 

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

 

の続編。

 
インターネットサーフィンをしていたら、①ZAKZAK「『韓流』は悪辣な“対日工作”だった!? 冬ソナ、K-POP…政府主導の“対外愚民化”政策『日本の反韓言論を封じ込めろ』 」(室谷克実 新・悪韓論。2019年6月6日。https://www.zakzak.co.jp/soc/news/190606/for1906060003-n1.html
)という記事を見つけた。前述の「『“韓流”』を 『韓国政府』と 阿呆が言い」で指摘した室谷さんのコメントと類似の内容なので(同一人物の記事だから当然だが)、以下、検討する。
 
まず、「韓国国会議長による『天皇陛下への謝罪要求』や、いわゆる『元徴用工』の異常判決など、相次ぐ『反日』暴挙を受けて、日本人は隣国の異常さに目覚めたのだ」(①)って、筆者は日本人だけど、「暴挙」と解釈していないし(当ブログの過去記事も見てね。謝罪要求については大日本帝国当時の主権者なのだから当然だし、元徴用工については結論が正義に合致していないわけでもなく、あり得ない判決でもない、とだけ書く)、韓国が「異常」だとも思っていないけど。
 
「大衆芸能で『親韓派』を増やそうというのだから、情報心理戦術に基づく対外愚民化政策だ。/韓流により『韓国が大好きになった』という人とは、韓国の情報心理戦に釣り上げられた“韓流愚民”ということだ」(①)と、韓流コンテンツの分析抜きで書く人の方が「愚民」(①)というか、愚かだと思うんですが。じゃ、例えばアニメで日本を大好きになると「日流愚民」とでもなるのかしら?
 
「『韓国は明るく発展している国なのです』とするPRに主眼があった。それにまんまと乗せられたのが、いわゆる“韓流オバサン”たちだ」(①)って、例えば「冬のソナタ」が?観たことがないから何とも言えないけど、「『韓国は明るく発展している国なのです』とするPR」(①)だからウケたのではなく、日本で最近見なくなった純愛ものだからウケたと記憶しているけど、違ったっけ?
 
読み続けると、「『ネタなど何でもいいから、日本の国際的イメージにダメージを与えてやろう』に。ジャパン・ディスカウントだ(略)『日本の反韓言論を封じ込めろ』とする戦術を強めている。/反韓言論の封じ込めは、韓国にとって都合の悪い事実を、すべて『ヘイト』と言いくるめるのが基本だ。そうした意味での『ヘイト』を語る日本人に対しては『ネトウヨ』『老人』『低所得層』といった“マイナスイメージ”を浴びせかける」(①)とある。「(略)」を入れたが、「ジャパン・ディスカウント」(①)と「韓国にとって都合の悪い事実を、すべて『ヘイト』と言いくるめる」(①)ことって、論理的につながらないんですが。日本のイメージを悪くするのであれば、直載に日本の悪口を言うんじゃない?
 
「実は、韓国社会で日常的に行われている『レッテル張り』戦争を、日本社会に持ち込んでいるのだ/韓国には、(略)少なく見積もっても2000人の情報心理戦要員がいる。もちろん、直接的な対日要員はごく少数だろうが、日本のネットの書き込みでも活躍しているらしい」(①)かぁ。日本の自由民主党サポーターみたい。レッテル張りも(「サヨク」「反日」「パヨク」を例として挙げても問題あるまい)。
 
「情報心理戦の極意は、レーニンが述べたように『役に立つバカ』の増殖だ。韓国の情報心理戦に利用されているとの自覚がないまま、実は利用されている日本のインテリとは、もはや『売国奴』という他ない」(①)って誰のこと? たんに韓流コンテンツがいいと思うだけ(文章から他のきっかけを導き出すのが難しかったので)でどうして「『売国奴』」(①)なの?前述の日本のアニメの話、繰り返しておくね。
 
「『韓流』は、日本では2000年代に『冬のソナタ』などのドラマや少女時代などK-POPが人気を集めた」(①)って今頃書いてるの? 韓流ドラマであればCS(有料)やBS(主に民放の無料)でたくさんやっているし、記事にはないがTWICEやIZ*ONEなどが人気なのに? 室谷さんの頭の中は思考停止しているようだ。
 
「このところ韓国芸能界でスキャンダルが相次いでいる」(①)は事実だが、薬物に関しては日本も同じだろうね。もっとも、吉本興業の芸人さんが反社会勢力の忘年会に出ていたらしいけどね(FRIDAYデジタル「宮迫、カラテカ入江ら吉本芸人が詐欺グループの忘年会で『闇営業』」(2019年6月7日。https://friday.kodansha.co.jp/article/51918
)。
 
「昨年11月には『BTS(防弾少年団)』のメンバーがナチスのシンボルをデザインした帽子を着用した画像がネットで拡散され、物議を醸した」(①)も日本でも聞いた話だなぁ。欅坂46の衣装ね。東アジアだから似ているのかなぁ?
 
「財閥関係者が若手女優らを政界関係者に差し出す『性接待』疑惑もたびたび報じられている」(①)も、千葉麗子さんによると日本にもあるらしい(『くたばれパヨク』(千葉麗子青林堂、2016)p45の「枕営業」を「『性接待』」(①)と解釈できれば万国共通の可能性がある。2018年6月12日0時から放送されたNHK-BS1[BS世界のドキュメンタリー『ハリウッド発 #MeToo』」(2019年6月7日アクセス。https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145643/index.html
)も観たうえでの感想。千葉麗子さんが書くような自主的な「枕営業」は考えにくく、どこでも男性側の「『性接待』」(①)があるのではないかと筆者が推測している)。
 
筆者は韓国は問題が全くない地上の楽園だと書きたいのではない。分析もなく、いいところを認めず、どこにでもあることを韓国特有と強調する室谷さんの書いた記事がダメだというだけのことである。