清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

閣議では 話されていない 言うことか

MSN産経ニュースの記事を繰り返すと、「小宮山洋子厚生労働相がたばこ税を引き上げて1箱当たりの価格を700円にすべきだとの考えを示したことをめぐり、閣内不一致の様相が強まっている」という。
 
「閣内不一致」ではあろうが、とがめるほどかは難しい。「内閣を組織する国務大臣は一体となって行動しなければならない。閣議と異なる意見を持つ大臣は、それを外に向かって発表することは許されず、辞職すべきである」(芦部信喜憲法(新版補訂版)』(岩波書店、1999。最新版での確認を乞う)が、閣議がどうかが明らかでないからである(もちろん、野田佳彦さんは、財務大臣当時、「「たばこも酒も税制を通じた『オヤジ狩り』みたいなところがある」」(MSN産経ニュース「たばこ&酒増税は「オヤジ狩り」 復興財源で野田財務相」(2011.7.16 13:49。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110716/stt11071613510003-n1.htm
参照)と言っているが、現在の閣議が明らかになったわけではない)。
 
かなり古いが、「厚生労働省の最新たばこ情報 価格」(2011年9月7日アクセス。http://www.health-net.or.jp/tobacco/product/pd050000.html
では、日本の紙タバコは決して高くはない。もっとも、『禁煙中』というサイトの、「たばこ新価格全銘柄」(2010年5月2日エントリー。http://nonsmoking.flexpromotion.com/index.php?UID=1272805860
によると、おおむね400円台だから、安いわけでもなさそうだ。
 
ただ、たばこの場合、税収の問題だけでなく、医療費の問題も絡む。たばこは、肺がんのリスクを高める。肺がんになれば医療費がかかる。というわけで、医療費を減らして、結局は国のためになるかもしれない。
 
野田総理大臣は、「「オヤジ狩り」」(MSN産経ニュース「たばこ&酒増税は「オヤジ狩り」 復興財源で野田財務相」より)で逃げずに、増税した時のメリット、デメリットを冷静に判断すべきである。そうすれば、小宮山説にも一理あることがわかるはずである(と書いたが、私も試算していない)。