清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

どこまでが 不用意なのか 難しい

0.読売新聞2011年9月10日朝刊13版4面(仙台では)に、「経産省「死のまち」「ほら放射能」 相次ぐ不用意発言」という見出しが目に付いた。以下、原則としてこの記事に基づいて、野田佳彦政権の閣僚・党幹部の発言を検討する(1~5)。

1.一川防衛相 「安全保障に関しては素人だが、これが本当のシビリアンコントロール文民統制)だ」

ある意味謙虚とも言えるが、勉強はしましょう、としか感想が出ない。

2.小宮山厚生労働相

(1)「(たばこ1箱の値段が)700円くらいまでは、税収が減らない」

(2)「個人的意見というよりは厚労省を代表して申し述べた意見だ」

*なお、「閣議では 話されていない 言うことか」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/52350224.html) 参照。

(1)の根拠は? という疑問はあるが、失言ではない。引用元のMSN産経ニュースも見たが、小宮山さんの発言が問題なのか? 安住さんなどの発言は問題ないのか? そもそも閣議決定したことと違うことなのか? ならば、いろいろな意見があっていいのではないのか? 批判する側がとんちんかんだとしか現時点では言えない。

3.平野博文国会対策委員長 「内閣が不完全な状態では十分な国会答弁ができない」

毎日.jp「平野・民主国対委員長:「内閣は不完全、十分な答弁できない」(毎日新聞 2011年9月8日 東京朝刊。http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110908ddm005010202000c.html) によると、「平野氏は会合後「内閣が発足したばかりで体制が整っていないという意味だった」と釈明した」そうである。毎日.jpの記事からは、「閣僚の「勉強不足」」、「身内に「不完全」と指摘された政府」を読み取ることができなかった。なんかマスメディアと野党が集団ヒステリー(ウィキペディア「ヒステリー」(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AA%E3%83%BC) の2の意味で用いている)にかかっているような気のする話であった。

4.藤村修官房長官 「「寄付時に国籍は調べず、指摘されないと分からない。個人的見解では何らかの(政治資金規正)法改正は必要だと思う」」(MSN産経ニュース官房長官政治資金規正法改正に言及「勇み足」?」(2011.9.5 22:49。http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110905/plc11090522500021-n1.htm) から引用)。引用の記事を評価すると、産経新聞らしい(?)、悪意むき出しの曲解だった。ただ、藤村発言が正論かどうかはわからない。民主党以外に外国人献金の問題を知らないから。おそらく、民主党の政策が一番魅力的なのでしょうな。

5.鉢呂吉雄経済産業大臣(辞任したそうだ) 

(1)「(東京電力福島第一原子力発電所の)周辺町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死のまちという形だった」(YOMIURI ONLINEの右記URLも参照。http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110910-OYT1T00543.htm

(2)(防災服の袖を取材記者にくっつけ)「ほら放射能」(読売新聞2011年9月10日朝刊13版2面。YOMIURI ONLINEの右記URLも参照。http://www.yomiuri.co.jp/feature/20100806-849918/news/20110910-OYT1T00544.htm)

(1)のどこが問題なのか、よくわからない。本人は撤回したようだが。(2)もよくわからないが、軽口のようには思える。これも辞任しなければならないほどの発言だろうか?

6.何か政治の世界って、ものすごぐストレスがたまっているように感じた。批判する側も八つ当たりの域を出ていないように感じた。これでほくそ笑むのは、おそらくキャリア官僚で、結託しているマスメディアは、必要もないのに声高に取り上げているというのが本当のところかも。