オリンパスは大変なことになっている。2011年11月8日14時19分配信のasahi.com(http://www.asahi.com/business/update/1108/TKY201111080093.html) にならうと、「オリンパスは8日、過去の企業買収をめぐる巨額支出について、損失計上を先送りしてきた有価証券の含み損を隠すために利用していた」という。
しかし、そんなこと、外国のメディアはとっくに知っているよ、というのが、本エントリーで取り上げたJBpressの2011年10月22日土曜日の記事である。
最初は、あらたにす連合(日本経済新聞、朝日新聞、読売新聞。順番は上記JBpressによった)は「ウッドフォード社長が日本の企業文化を理解できず、自分のやり方を押し通そうとしたことが原因という筋書きで」報道していた(日本経済新聞の記事だけ削除されている。間違いの訂正はいいが、証拠隠滅は弱虫か、とも取れる)。
しかし、あらたにす連合をはじめ、日本のメディアは、結果的に間違っていた。
私も、直感的に日本のメディアが正しいと思ってしまった。ゆえに、オリンパスの事件がもし本当ならば、大変残念である。
今回のオリンパスの事件は、日本の企業、日本のメディア、共に敗北を喫した事件と言えようか。