読売新聞オンライン「谷川議員『韓国か北を相手にした気分』佐賀知事に」(2019年5月19日。以下、①と表記。https://www.yomiuri.co.jp/politics/20190519-OYT1T50112/
)によると、「自民党の谷川弥一衆院議員(77)(長崎3区)は18日、長崎県諫早市で建設中の九州新幹線長崎(西九州)ルートを視察した際のあいさつで、「難しい問題は佐賀の説得。佐賀の知事には『台湾のような付き合いをしてほしい。韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』と言った」と発言した」という。なお、記事を続けて読むと、「山口知事は4月に東京都で開かれた検討委の会合に出席した。関係者によると、この会合で谷川氏は「日韓のような関係ではなく、日台のような関係であってほしい」と発言したという」。
読売新聞の記事の限りでは、谷川(たにがわ)さんは、谷川さんに賛成であることを「『台湾のような』」(①)と表現し、賛成しないことを「『韓国か北朝鮮を相手にしているような気分だ』」(①)と表現しているようだ。
しかし、民主主義というのは、異なる意見を認めるものであるから、賛成しないことを否定的に評価すること自体が不適当である。
なお、ツイッターサーフィンをしていると、じこぼう(@kinkuma0327)さんの以下のツイートが目に入った。
「「台湾のような付き合いをしてほしい」というのもひどい。これでは台湾は日本様に抗わない従順な国だと言わんばかりだし、というよりもはや「属国」の扱いである」(https://twitter.com/kinkuma0327/status/1130073851113566208
)
まさにその通りで、台湾に対する侮辱である。
しかし、筆者が懸念するのは、「『韓国か北朝鮮』」(①)の方である。
政治家が公の場で言えてしまっているので、ヘイトクライムが起きなければいいが。