筆者は、毎週欠かさず、読売テレビ制作、日本テレビ系列全国ネットの「ウェークアップぷらす」を観ているが、いかに書くようなことが起こっているとは思わなかった。
スポーツ報知「橋下徹氏、京アニ放火事件で青葉容疑者へ『一人で死んで欲しい。他人を犠牲にしていいのか?社会でこういうことは言い続けるべき』」(2019年7月27日 8時37分。https://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/MYBLOG/write.html
)によると、2019年7月27日に放送された「ウェークアップぷらす」(番組タイトル)において、橋下徹さんは「『一般論として、悩んでいる人をしっかり支える社会システムを必要なのは当たり前のことです。誰もが言いますけど、でも本当にやむを得ず自暴自棄になってどうしようもないっていった時には、僕は一人で死んでほしいですよ』」だとか、「『一人で死ねっていうことが批判的に言われましたけど、社会で支えるいろんなシステムを作るのは当たり前なんですけど、最後にどうしてもっていうときには、自分の命は人に迷惑かけずに自分で絶てっていうことは、教育でやったからってこの犯人が止まるとは思いませんよ。でも、社会でこういうことは言い続けるべきだと思います』」だとか言ったという。
もっと真剣に観ておくのだった。筆者の記憶にないことなので。
スポーツ報知の記事を正しいとして以下書くが、最初の引用の「『僕は一人で死んでほしいですよ』」がそもそも間違いで、正しくは「誰かに相談しよう」である。公的機関、その他。それで満足できるとは限らないが、死んだほうがいい理由はない。
なぜ「『一人で死ね』」がいけないかは、「立川ダメ 藤田ザンネン 辛坊ヒドイ」(https://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/56948686.html
)で書いたが、自死を誘発しかねないからである。なお、厚生労働省HP「WHO 自殺予防 メディア関係者のための手引き(2008年改訂版日本語版)」(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/who_tebiki.html
)の「メディア関係者のためのクイック・リファレンス」には、「自殺を(略)問題解決法の一つであるかのように扱わない」だとか「どこに支援を求めることができるのかということについて、情報を提供する」だとか書いてある。だから、橋下さんの発言は間違い。
スポーツ報知には、以下のようなことも書いてある。すなわち、「この意見にスタジオでコメンテーターとして出演した三輪記子弁護士は『一人で死ねっていう先生の発言にはまったく賛同はできなくて、今回の被疑者がそういう風に思っていたのか、まだわからないですし』と反論した。これに橋下氏は『一般論としてっていう意味で言っているんでね。まだこの容疑者に対して裁判も確定していないけども、じゃぁ一人で死ななければどうするんですか?他人を犠牲にしていいんですか?』と問いかけた。/三輪氏は『他人を犠牲にしていいとは一言も言ってないですけど』と返したが『じゃぁ他人を犠牲にするなっていうことは一人で死ねっていうことじゃないですか?そこをごまかしちゃダメですよ(略)』」とのやりとりがあったという。
橋下さん、本当に司法試験に受かったの?国語力皆無(バカ笑い)。
「『一人で死ねっていう先生の発言にはまったく賛同はできな』」(三輪さんのコメント。スポーツ報知より)いことがなんで「『他人を犠牲にしていい』」(橋下さんのコメント。スポーツ報知より)ことになるのだろうか?論理の飛躍だろう。
以前、「橋下さん 橋の下から やりなおし?」と題したエントリーをアップしたが(当ブログで「橋の下」でタイトル検索した結果はhttps://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/MYBLOG/yblog.html?m=lc&sv=%B6%B6%A4%CE%B2%BC&sk=0
)、昨日の放送の限りでは、あいうえおのドリルから始めたほうがよさそうである。
なお、本エントリーは、じこぼう(@kinkuma0327 )さんの下記URLのツイートを参考にした。
*ウェブサイトは2019年7月28日アクセス。