気になる記事が。日本経済新聞電子版2020年3月22日2時配信「日本の10代、夢はK-POPアイドル 「私も世界に」」。なお、会員限定記事。
記事によると、
韓国のポップ音楽「K-POP」のアイドルを目指す日本の若者が増えている。日本ではなく韓国を選ぶのはなぜか。デビューを夢見てレッスンに励む若者が集う東京都内のダンス教室を訪ねた
とのこと。
いきなりだが(タイトルで示したが)、ジャズと同じと言えないだろうか?
筆者が思い浮かんだジャズプレイヤーの経歴を、ウィキペディアで示す(以前Yahoo!人物検索でウィキペディアのデータを用いていた(と記憶している)のでウィキペディアを用いる)。
筆者が思い浮かんでジャズプレイヤーの経歴を見ると、渡辺貞夫さんは「留学」、日野皓正さんは日本ジャズ学校卒で「活動の拠点をアメリカに移す」、小曽根真さんは「15歳でプロデビュー」後「バークリー音楽大学に入学」、上原ひろみさんは8歳の時からジャズに傾倒し、大学を中退して「バークリー音楽大学への留学を決意」(この段落(パラグラフ)のカギカッコ内はウィキペディアより引用)。
つまり、日本にいるうちからジャズorK-POPのプロを目指し、ジャズの本場であるアメリカに行ったorK-POPの本場である韓国に行きたい、という共通点を持つのである。
だから、K-POPが優れたパフォーマンスだから「日本ではなく韓国を選ぶ」という、どうということのない話である。そりゃ究めるために本場に行きたくなるわな、ということ。
ただ、上記日本経済新聞電子版の記事を紹介したのは、記事の中に2つある「される」という部分が引っ掛かったからである。前述のジャズで、例えば「ジャズは楽曲のレベルが高いとされる」なんて書いたら、ジャズファンの人は思うだろうなぁ、(なんだコイツは)と。
日本経済新聞の松浦奈美記者は、虚心坦懐に、YouTubeあたりでいいからK-POPを鑑賞すべきである。そうすれば、「K-POPが優れていると言われている」(筆者による記事の解釈で記事からの引用ではない)などとあいまいなことを書いたことを恥ずかしく思うから。