辛坊治郎さんについて面白い記事を見つけたので紹介する。それは、スポニチアネックス「辛坊治郎氏 テレ朝『モーニングショー』に物申す『こらっバード!』」(2022年9月26日16時51分)である。
記事によると、
今月13日の「ズーム」*1内で、安倍晋三元首相の国葬の案内状が届かなかったことを明かし、「ちょっと悔しい。なんで無視しやがって。安倍さんの死を悼む思いは人後に落ちないつもりなのに、なんで俺のところに招待状を持って来ないんだよ!」と腹を立てていたことがネットニュースに。約2週間前のニュースが国葬を控えたこの日、「羽鳥慎一モーニングショー」で取り上げられた。
辛坊氏は発言がネットニュースになること自体は「しょうがない」としているものの、テレビ番組でのやり方には納得いかないという。「だいたいテレ朝ってさ、態度悪すぎだよね?この一連の問題で、私の知る限り関西の2つの放送局が似たような形で取り上げたんですが、事前に『こういう形でやりますからね』と連絡がきたんですよ。別に止めてくれと言うつもりもないし、事前に相談されたら“どうぞどうぞ”なのに」と明かし、「(テレ朝は)何にもコメントも取らず、アクセスもせず、真意も聞かず…このテレ朝のモーニングショーって一体、どういう番組の作り方をしているんだろう?我々の業界の倫理水準をとんでもなく下回っていますよ、この放送局」と指摘した。
もちろん、報道機関が裏を取るべきということを否定はしない。
しかし、辛坊さんのこの発言だと、表現の自由に対する重大な制約にもなるのだ。
引用というのは、誰の許可もいらないのである*2。許可が要るとなると、記事にある辛坊さんにその気がないのはわかるが、自由に論評することができなくなるからである。
報道とそうでない場合の基準は難しいが、いちいち言わなくていいから自由に論評できるということを辛坊さんは理解すべきだろう。