今日の読売新聞の将棋欄「盤側」(仙台では24ページ・商況欄)によると、第14回大山康晴賞の受賞者に、中原伸之さんが選ばれたという。
中原さんは、米長邦雄日本将棋連盟会長の経営諮問機関委員会委員として名人戦の朝日新聞の移管を提言したそうだ。
しかし、大山康晴十五世名人は、毎日新聞の嘱託だった方。毎日新聞から朝日新聞に名人戦を移管することを提言した人が大山康晴賞というのは、大山先生に失礼なのではないか。
それはさておき、昨日、図書館で朝日新聞と毎日新聞の将棋欄を読んだ。朝日新聞にはC級1組順位戦、福崎文吾九段vs阿久津主税五段戦、毎日新聞にはA級順位戦、羽生善治王将(毎日新聞は、スポーツニッポンと王将戦を共催しているので、この表記)vs藤井猛九段戦、それぞれの観戦紀が載っていた
同じ棋譜が重ならないのはいい。また、A級がすべてではないので、朝日新聞の姿勢は好感が持てる(ちなみに、毎日新聞は、夕刊にA級以外の棋譜が載る)。でも、朝日新聞だけを読む将棋ファンは満足するのだろうか。