各種世論調査を詳しく見たわけではないが、報道によると、日本郵政の問題で辞任した鳩山邦夫さんの支持の声が、西川善文総裁より大きいのが原因で、麻生太郎政権の支持が落ちているという。
郵政の問題については、よくわからないが、麻生流の「民間会社の経営に国が介入すべきではない」的な見解も一理あると思うし、ある経済雑誌で、竹中平蔵さんとのインタビューと併載されていたので見たところ、「カサカサ」などの表現を用い、ちっとも理論的でないので（個人的に竹中さんのほうが読み応えがあった）、私個人としては、仮に鳩山邦夫さんが正しいとしても、説得力不足が否めないと感じている。
それのみならず、死刑についてのベルトコンベアー発言や、「死に神」と言われたときの発言の対応（最初は被害者ではなく死刑囚の立場を慮り、その後も死刑の妥当性を考えることなく、独自の議論に終始した）なんかを見ても、何で人気があるのかわからない。
鳩山邦夫さんがのさばったからといって、日本に害悪を及ぼすとまでは言えないが、言動を見た限りでは、もう少し何とかならないか、と思う。
