読売新聞２００９年８月２６日朝刊３５面（仙台では。なお、YOMIURI ONLINEでは、http://kyushu.yomiuri.co.jp/news/national/20090826-OYS1T00227.htm）
によると、「前航空幕僚長の田母神(たもがみ)俊雄氏が（中略）広島市で６日に行われた平和記念式典（原爆死没者慰霊式・平和祈念式）について「日本弱体化の左翼運動」などと発言した」という。
YOMIURI ONLINEで詳しく見てみると、田母神さんの発言は、上記のほかに以下の通りのようだ。
「式典の参列者について「広島市民も広島県民もほとんどいない。原爆の被爆者も、被爆者の２世もほとんどいない」「並んでいるのは全国からバスで集まってきた左翼ばかり」」
当然主催者側は、違うと反発する（YOMIURI ONLINEを参照のこと）。私としては、事実を調べていないので、どちらが本当かはわからないが、誠に勝手ながら、田母神さんの発言のみを検討する。
まず、「日本弱体化の左翼運動」について。〇歌鵑靴燭世韻如◆嶌戸磧廚判襲一からげにされては、参列者も不愉快で、感情逆撫でだな。△燭靴に、原爆の被害者の運動は、左翼（ここでは、共産党や旧社会党）が絡んでいるが、右翼（自由民主党（私見では右翼政党。「新風」はたしか議席ないよな）系のような保守も含む）の側は魅力がないから絡めていないのだから、反省すべきは右翼勢力（たぶん、田母神さんも含む）だろう。
「広島市民も広島県民もほとんどいない」について。ヾ愀玄圓全国に散らばる可能性を考慮していない、調査方法を明示していない（たぶん、印象論かウケ狙い）、以上２点から、ダメコメントである。
「原爆の被爆者も、被爆者の２世もほとんどいない」について。そりゃ、被爆して亡くなった方もいるもの。しかし、生きている被爆者（２世含む）に対する配慮ゼロ（誰だって、「ほとんどいない」とは言われたくないだろう）の、論外コメント。
以上、田母神発言は、全然ダメで、彼が講演でき、原稿料がもらえるうちは、日本は暗いと嘆じざるを得ない。こんな発言する人なら、秋葉忠利広島市長が講演延期を要請するのも、気持ちとしてはわかるよな。
＊なお、当ブログの以下のエントリーもご参照ください。
「田母神に 広島市長が 「延期しろ」（タイトル敬称略）」（http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/48843920.html）
「田母神さん どうやら講演 悪くない 」（http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/49173322.html）
