1月9、10、11の3連休は、テレビで国内のバスケットボールを観まくった。すなわち、NHK仙台で仙台89ERSの試合があり、BSフジのbjリーグ(日本プロバスケットボールリーグ)中継があり、またスカパー無料開放デイでGAORAのbjリーグ中継が観られ、さらにオールジャパン(バスケットボールの全日本総合選手権)の男女決勝があったので、4試合半(GAORAのは第3Q途中から)観た。以下、思ったことを書く(なお、結果は各自ご確認を)。
1.実は私、仙台vs大分ヒートデビルズ戦は、会場で1回(2006年4月)、テレビで2回(2007年2月と今回)観ているが、 すべて仙台の負け(これで3戦全敗。通算では勝ち越しているのに)。今回は、インサイドを攻略できず、大分の高さに屈してしまった。大分のブースターには申し訳ないが、東地区の2位が、昨年44敗(何でこんなに負けたのかはわからないが)のチームに負けるとは思わなかった。インサイドがダメだったこともあって、すごく面白くない。
2.BSフジのbjリーグ中継(1月9日午後7時から)は、大阪エヴェッサvs琉球ゴールデンキングス5回戦。なんと、橋下徹知事が御観戦。以前も観戦したそうで、公務で忙しいので途中で帰ろうと思ったが、熱戦なので思わず最後まで観戦したとか。たぶんリップサービスだろうけど。
試合は、琉球がリードする展開だったが、大阪が追いつき、逆転。結局5回戦は大阪の勝ち。橋下府知事最後まで観戦してご満悦の様子。大阪の選手も知事御観戦とあっては負けるわけにはいかなかっただろう。
GAORAでも何回か大阪の試合を観たが、ブースターも結構入っており、試合を楽しんでいる様子が伝わる(この表現しかない。新潟アルビレックスBBブースターの「ディフェンス」の掛け声はNBAに似ており、なんか恐い)。パナソニックトライアンズ(JBL(日本バスケットボールリーグ))の試合を今年観た限りでは盛り上がってよかったが、橋下府知事御観戦といい、アリーナの雰囲気といい、考えさせられるものがあった(橋下府知事がパナソニックの試合を観戦したことがあるかはわからないが、地域に密着したプロチームの発展が団体球技の今後の方向だと思った)。
なお、GAORAが出たのであえて前後させるが、翌日の6回戦も第3Qの途中からGAORA観た。昨日よりブースターが入って、さらにいい雰囲気だったが、ファウルトラブルもあり、琉球が借りを返した。
3.オールジャパンは、女子はJOMOサンフラワーズ、男子はアイシンシーホースが優勝。JOMOは意外(Wリーグ(バスケットボール女子日本リーグ機構)で対富士通レッドウェーブ1勝3敗、対トヨタ自動車アンテロープス2敗だったので)、アイシンは順当。
女子が悪いわけではないが、観客席は心なしか男子の方が盛り上がった気がする。日立が東京のチームだということも大きかっただろう。
日本バスケットボール協会所属のチームも地域性やエンターテインメント性を重視して変わりつつある。日立であれば、代々木第2体育館のホームゲームは飲食可能だし(スーパーリーグ時代からそうだったのかもしれないが、体育館では飲食厳禁が常識)、JOMOもホームゲームを自分たちで運営しているとか(何月号かは忘れたが、『月刊バスケットボール』に載っていた)。
勝手な私見を述べると、協会所属のチームの変化は、bjリーグのおかげだと思う(協会所属のリーグの試合を観戦してつまらなかったという声をネットで見たことがある)。はっきり書いてしまえば、日本のバスケットボール界はbjリーグのおかげでよくなっているので、bjリーグが悲劇になるようなことがあってはならない(bjリーグのチームがつぶれるとすれば自己責任だが、代表選出、FIBA(国際バスケットボール連盟)の傘下にすることは必須である(FIBAではクラブ選手権の構想があり、当然bjリーグのチームも出られるようにすべき。もっとも、仝醜塋?阿離ールジャパンでは、bjリーグのチームにとって書き入れ時を失う面もある、▲襦璽襪違う、など、bjリーグ側の問題もあるが))。