清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ニッポンの 映画ファンをね なめるなよ!

asahi.com「映画『ザ・コーヴ』、さらに2館上映中止 抗議予告受け」(http://www.asahi.com/national/update/0604/TKY201006040430.html
によると、「和歌山県太地町のイルカ漁を取り上げたドキュメンタリー映画ザ・コーヴ』をめぐり、東京と大阪の二つの映画館が4日、上映中止を決めた」という(以下もカギカッコ内は、上記asahi.comからの引用)。

映画を愛したり、社会問題を考えたりする人にとって、まことに由々しき自体である。

上記asahi.comを読み進めると、「保守系団体が抗議行動を予告していたため、周囲への迷惑を考えて自粛した」とのこと。asahi.comなので、「保守系団体」の記述は鵜呑みにはできないが、「保守系団体」の抗議活動って、自分の体験では、やかましくて、怖くて、本当に「周囲への迷惑」なんだよなぁ。それはさておき、「保守系団体」であれなんであれ、「抗議行動」をする人って、日本の映画ファンをなめてるんじゃないか?『ザ・コーヴ』を観たぐらいで、素直に評価しないって。「抗議活動」をする人は、内心(日本人はバカだ)と思っているようだ。もし「保守系団体」だったなら、矛盾してるんじゃないか(日本人って、素晴らしいんじゃなかったっけ)?

それよりも情けないのは、映画館の対応。「『お客様や近隣に迷惑を掛ける可能性が高くなった』」?観られなくなった映画ファンの「『迷惑』」は考えないのか?映画館って何のために存在するんだ?映画を見せるためじゃないのか?「『お客様(中略)に迷惑をかける可能性』」があるなら、警察などにきちんと警備してもらえよ。

なお、「配給会社『アンプラグド』は抗議活動を警戒し、劇場名の公表は控えている」とのことなので、当ブログでも「劇場名の公表は控え」る(多少は知っている)。ともあれ、映画を楽しむためにも、考えるためにも、映画館は抗議活動を恐れることなく上映すべきである。