清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

聴くだけでも 楽しめるかも しれないな

某日、「ペルシャ猫を私は知らない」を、チネ・ラヴィータ(10月1日まで上演。11時20分、15時15分、19時10分の3回)で観た。以下、感想を書いてみたい。

題材は、イランのアングラ音楽事情である。

私なりにあらすじを書くと、アシュカンとネガルは、インディーロックを志しているが、イランでは当局の許可を得なければならないなどの事情があって、演奏が自由にできない。そこで、ロンドンで演奏をするために、音楽プロデューサー(たぶん)を頼る。そこでナデルが紹介され、アシュカンの才能に惚れ込んだナデルは、ビザ5人分+パスポート2人分で、日本円にして約200万円もする偽造のものを紹介したり、ミュージシャンをいろいろ訪問したりして、何とかロンドンへ出国させようとするが、といったところか。

失礼ながら、イランのテヘランに、地下鉄や高速道路(大きな道路)があるとは知らなかった。女性ボーカルが3人必要だの、英語歌詞はダメだの、おかしな規制が多くて、とんでもないところだと思った。まぁ、そこまで考えなくても、イランのポップミュージックも聴き応えがあった。それだけでも楽しめるかもしれない。チネ・ラヴィータでは明日1,000円だから(ついたちはファーストディのところが多い)、ちょっとしたアルバムの試し聴きの気分で行ってもよいだろう。

ところで、9月28日のNHK教育テレビ22時50分放送の「視点・論点」で、同志社大学教授の内藤正典さんが、欧米のイスラム教に対する不寛容に憤っていた。しかし、自分が異質だと感じるものに対する一種の嫌悪感は、万国共通のようだ。