清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

今週は 映画レビューの 週だった

「『病院で 死ぬということ』 やっと観た」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/51295526.html)
に続いて、また映画レビュー(というか、感想)です。お付き合いのほどを。

今週は、さらに2本(テレビからの撮り貯め)映画を観た。

1本目は、有名な作品、『2001年宇宙の旅』。NHK BS-2で、11月11日午後1時から放送されますので、興味のある方はそちらをご覧ください。

意外と最初が肝心で、人間は道具を操り、いろいろなことができるようになったが、人間が作った機械に操られる様が描かれていたように思う。無重力状態が表現されていないなど、現代の目から見ると色あせているところもあるが、考えさせられる作品である。

2本目は、BSジャパン・シネマクラッシュの枠で2010年10月12日21時から放送された『スタンドアップ』。

鉱山で働く女性が、セクシャルハラスメントなどの不法行為を理由として会社と裁判をする話。

性労働者としては、女性という「異物」を受け容れないというのもなんとなくわかる(私見では、人間性の一端)。しかし、映画では、ここでは書くのを憚られるような嫌がらせが続出した。

主人公、ジョージー・エイムズ(俳優さんは各自お調べあれ。シネマクラッシュの録画では確認できなかった)の同僚女性も嫌がらせを受けたが、最初は耐え忍ぶ道を選ぶ。そりゃ、誰だって、不利になったり、職場をクビにされたくはないわな。つまり、労働現場では、パワーハラスメントセクシャルハラスメントは起こりやすいのだ。

被告会社側の証人は、映画ではハラスメントをし、裁判ではジョージーのセクハラはなかったと証言した、高校同級生のボビー。ジョージーの息子は、実は高校のとき、これまた被告会社の証人として出た、高校の先生に強姦されたときに宿った命。これがきっかけとなり、裁判の形勢が逆転し、セクハラの集団訴訟になる、という話。

実話に基づいているそうだが、このように戦う人がいることによって、社会が良い方向に発展していることは忘れてはいけないだろう。

「異物」を受け入れることの難しさ、労働現場における労働者の抑圧など、なかなかよく描かれているが、映画の中で私が裁判官ならば、被告会社を勝たせたかも。つまり、裁判における事実認定は難しいな、と思う一方で、裁判シーンが少々安直だとも思った。