清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

『暗黒街の ふたり』は観るべき 映画だな

2010年12月16日に、NHKのBS2で放送された『暗黒街のふたり』は、すばらしい映画だったので、エントリーする。

あらすじは、信念を持って仕事に励む保護司カスヌーブは、銀行強盗の罪を犯したジノの担当になった。印刷工の仕事にまじめに励み、銀行員の彼女と付き合ったりして、更生しそうだったが、ジノを逮捕したゴワトロー刑事の執拗な監視が付きまとう。昔の仲間との関係も断ち切れない(以下略)。

映画の狙いは、ギロチン(日本では絞首刑。どちらも残酷としても問題ない(日本の裁判例とは見解が異なる))をはじめとしたフランス司法に対する批判のようだが、私の印象に残ったのは、更生することの難しさ、偏見や監視が更生を妨げる(かも知れない)こと、出所者には適切なサポートが必要なこと、である。

現在の視点で見ると、被害者に冷たくも感じるが(ゴワトロー刑事にも家族や知り合いはいるだろう)、今の日本人みたいに、被害者感情を考慮するだけにとどまり、社会を良くすることに対する考慮が不足している(と思われる)人にとっては、有益な映画だと思った。