くだらない条例を、大阪府は作ろうとしている、という話。
MSN産経ニュースによると、①「「大阪維新の会」(維新)の府議団が、府立学校の入学式や卒業式などで国歌を斉唱する際、教職員に起立を義務づける条例案を5月定例府議会に提出する方針を固めた」、②「自民が府立高校を含む府施設での国旗の常時掲揚を義務付ける条例案を提案する予定」だという(以下のカギカッコ内は、断りのない限り上記MSN産経ニュースからの引用)。
そもそもは、「学校の入学・卒業式での国旗掲揚と国歌斉唱は平成元年の学習指導要領で義務付けられた」ことを受けた条例らしいが、ホントくだらない。入学式なんか、校長の話ぐらいでいいし、卒業式だって、教員と生徒が話し合って決めればいいだけの話。
国旗・国歌の話になると、「スポーツイベントが」(ここは引用ではない)という人がいるが、それらは参加自由である。問題となっている学校は、ある種強制。強制するまでのことか? 粛々と曲が流れるだけの式の何がいけないのだろう(スポーツイベントもそれぞれで、起立しない人もいるし、歌わない人もいる)?
日本の保守層は、真の教育問題には目を向けず、教員の悪口を言い、いたずらに対立を煽ることによって、かえって教育現場に混乱を引き起こしているように思うのは、気のせいか。