「不信任 否決されたよ マヌケだな」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/52032030.html)
において、「民主党議員の賢慮に敬意を表します」と書いた。たしかに、不信任決議案否決は「賢慮」だったが、全般的にはバカな行動をとっている、という話。
Sponichi Annex「ペテン師、詐欺だ…菅首相「来年1月まで続投」にNO 」(2011年6月4日 06:00 。http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/06/04/kiji/K20110604000954170.html)
によると、「菅直人首相が東日本大震災復興などにめどがついた段階での辞任意向を表明しながら、早期退陣を事実上否定したことに対し、民主党内で3日、反発が広がった」という。
「東日本大震災復興などにめどがついた段階での辞任意向」を信じるほうがバカだった。解散総選挙もできない話。このような発言で、菅さんに、復興をちんたらやるインセンティブを与えてしまった。民主党議員の反対は、日本の国益を損ねてしまった。
読み進めると、「自民党の山本一太参院政審会長が「政治的な詐欺だ。ひきょうで姑息(こそく)なペテンだ」と猛攻撃。今月末までの問責決議案提出に言及した」という。
考え直してみると、今回の一連の騒動、自由民主、公明、たちあがれ日本各党にメリットがあったとすれば、解散総選挙の責任を、菅さんに押し付けることに成功したことである(一事不再議の原則があるとされるので(明文を発見できなかった)。
ところで、2010年6月2日は、鳩山由紀夫内閣総理大臣の辞任日。6月4日には菅直人内閣総理大臣が就任した(「普天間と 「政治とカネ」で 辞任した 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/50691508.html)
、「菅直人 ついに総理に なっちゃった 」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/50703267.html)
参照)。総辞職の政治的空白は大したことではないようだ。しかし、被災地(私のところも一応そうだが)の立場を慮れば、2日でも早くやってほしいことだろう。
やはり、現状では、内閣総辞職を求める状況でもないようだ。
菅直人政権に不手際があったとすれば、冷静な検証こそが必要だろう。当ブログは「感想戦」なので将棋に例えると、菅さんの状況は10秒将棋、仮に辞めたとして次の政権は40分切れたら30秒の将棋。菅さんの時のほうが状況は厳しく(まさか、40分のほうが不正確という人はいませんよね)、間違いが起こりやすい。おそらく誰がやっても同じだろう。国会議員は、もっと謙虚になって、有益なアイデアを出すべきである。