2011.10.18 18:37 配信のMSN産経ニュース(上からアクセス)によると、「平野達男震災復興担当相は18日、東日本大震災の津波被害に関し「私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる。彼は亡くなったが、しょうがない」と述べた」(以下も、断りのない限り、MSN産経ニュースからの引用)という。
謝罪したらしいが、別に問題がないことは後述。また、「犠牲者やその遺族への配慮を欠いた発言」、ならびに「平野氏の発言に対し」以下の第5パラグラフは、とんちんかんな批判である。
その場にいないので、どういうニュアンスで言ったのかは分からないので、転載元のMSN産経ニュースに沿って以下検討するが、活字で見れば、トンデモ発言ではある。
しかし、「「私の高校の同級生みたいに逃げなかったバカなやつがいる」」は、読者の皆様も、普通に使うのではないか? 「何で逃げなかったんだ、バカヤロウ(号泣)」(カギカッコは強調)というのは、活字では伝わりにくいが、友人を亡くした悲しさや、悔恨の念が出ているとしても、おかしくはないだろう。上記MSN産経ニュースの発言も、そう解釈できるはずである。
なお、「あいつ何にも知識がなかったから、死んだんだな、ホントバカだな(ハハハ)」(カギカッコは強調)は、上記MSN産経ニュースからは出てこないし、本人も否定しているようである(この趣旨ならば、人間失格である)。
その場にいるわけでもないのに、活字だけで安易に批判するのは、不適当な場合もあるので、みなさんも注意されたし。