清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

試合数 増やせばいいとは いかないか

バレーボール・ロンドンオリンピック世界最終予選兼アジア大陸予選が、2012年6月10日に終わり、結局、優勝はセルビア、アジア枠はオーストラリア、以上2カ国がロンドン・オリンピックの出場権を獲得した。

日本は残念ながら出場できなかった。出場するオーストラリアをストレートで破ったのに・・・

6月11日が新聞休刊日で、仙台は全国紙の夕刊がなく、翌6月12日朝刊にレポートが載っている。そのひとつは、読売新聞2012年6月12日朝刊12版24面「バレー男子 五輪逃す」であるが、若水浩記者が興味深いことを書いたので取り上げる。

若水浩記者の「目立つ勝負弱さ 若手の台頭なく」によると、「鳥羽・男子強化部長は「外国には20代前半の選手がたくさんいた。日本は若手の台頭がなかった」と話した」という。続けて読むと、「五輪出場を決めた豪州は国内リーグがないが、10年前に作った10代後半を育成するプログラムが開花した。日本は、相変わらず大学や企業に育成を頼ったまま」とのこと。

仮に日本が出ていれば、大学や企業のおかげ、となるかもしれず、結果論の嫌いはあるが、国内リーグのないオーストラリアがオリンピックに出場したのは、興味深い。

意外とヨーロッパのクラブチームに所属している人が多いのかもしれないが、試合をしないで上達するとは思えず、どう試合機会を設けたのかが興味深い。もっとも、バレーボール界には、ワールドリーグ(男子)、ワールドグランプリ(女子)という国際大会が毎年行われているので(それだけでなく、ワールドグランドチャンピオンシップ、世界選手権、ワールドカップ、と、毎年バレーボールの大きな国際試合がある)、他競技より機会が多そうだが。

私の素人考えでは、国内リーグで、素晴らしい選手を世界各国から無制限に招聘し、試合数を多くすれば、自然に強くなると思っていた。この考えを捨てるつもりはないし、バレーボールであれば日本で可能だとも思うが、事はそんなに単純ではなさそうだと認識した次第。

*参照サイト 「2012年ロンドン・オリンピックバレーボール世界最終予選」HP(http://worldvolleyball.jp/ )