新リーグは、トップのAリーグが12チーム、2部のBリーグが10チームとなるという(時事ドットコム「bjの千葉が新リーグ参加=熊本の新チームも承認-バスケット男子」(2012/06/23-19:06。http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_30&k=2012062300260 )。Aリーグは、現在のJBL(日本バスケットボールリーグ)の8チーム、兵庫ストークス(http://www.storks.jp/ )、デイトリック茨城(http://www.daytrick.jp/ )、熊本のチーム、そして千葉ジェッツである(Japan Times“Chiba to quit bj-league” (Sunday, June 24, 2012. http://www.japantimes.co.jp/text/sk20120624b1.html )参照。デイトリック茨城のHPにも載っている)。
まぁ、切り崩しに成功した、ということなのだろう。
それにしても、bjリーグに残留するチームとしては、トップチームが別に12ある状況は、相当な脅威だろう。リンク栃木ブレックスがJBL2に参入した時も、ドラフト指名された選手や、ポイントガードの流出などを経験している。私の見る限り、現在のJBLのほう選手にとって魅力的な傾向があるので、流出など、bjリーグの各チームのブースターにとって失望する局面が出るものと予想する。
bjリーグとしては、リーグをより魅力的なコンテンツとするために知恵を絞らなければならないが、どんなアイデアがあるのだろう? 楽しみな半面、もうないのではないか、という不安もある。あと、新リーグに注目が集まり、スポンサーやパートナーが集まらない、ということのないように。
一方、新リーグに参入するチームも、そんなに容易ではない。スーパーリーグ、現在のJBLで、福岡レッドファルコンズは消滅、レラカムイ北海道は除名、リンク栃木ブレックスは1回チャンピオンになったが、3回はプレーオフに進出できず(ただし、1回は震災のせい)、と、地域密着型プロチーム苦戦の傾向がある。勝って稼ぐのが容易なようには見えない(Japan Timesの記事では、bjよりJBLのほうが経営が安定している、という趣旨の文章がある。bjリーグ本体(株式会社)とJBL(公益財団法人と思われる)の違いならわかるが(実際は知らない)、個々のチームに当てはまるかは疑問)。
まぁ、意外と、10年以内に、さらなる動きがあるのではないかと直感的に予想する。
仙台人の私としては、とりあえず、どんなリーグ構成であれ、仙台89ERSが成功するのが第一だけど。