清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

生活保護で 敗北決定 民主党

NHK NEWS WEB「“生活保護制度 原則として後発医薬品を”」(2012年11月17日 19時13分。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20121117/k10013570251000.html) によると、「民間の有識者を交えて予算を検証する政府の「新仕分け」は、2日目の17日、受給者が過去最多を更新し続けている生活保護制度について議論が行われ」たという。

内容には疑問がある。

第1に、「「生活保護の受給者は原則として価格の安い後発医薬品を使うべきだ」という結論」。これについてテレ朝ニュース「生活保護巡り「新仕分け」岡田氏と女性局長が…」(2012年11月17日17時49分。http://www.tv-asahi.co.jp/ann/news/web/html/221117039.html )で補足すると、「岡田(克也。清高補足)副総理:「ジェネリック(医薬品)の問題は(中略)効能が一緒なものについて(使用を)義務付けるということが、その分、十分な医療を受けられなくなるとそういう話ではありませんので…」だって。Yahoo!百科事典「ジェネリック医薬品」(http://100.yahoo.co.jp/detail/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%8D%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E5%8C%BB%E8%96%AC%E5%93%81/)  によると、「先発薬と同等の有効成分で同等の効果がある」という。もちろん、厚生労働省の認可もある。しかし、受給者にのみ義務付けると、かえってジェネリック医薬品離れが進むかもしれない(非受給者だけ先発医薬品が使えると、先発医薬品の方がいいとなる可能性がある)。だから、テレ朝ニュースに載っている、村木厚子・社会、援護局長のコメント(以下、テレ朝ニュースより)「「生活保護だけはジェネリック生活保護だからなんとかと言われた時の別のアナウンスメント効果。理屈ではないところのマイナスの効果もあります」は正しいのだ(一種のプラセボ効果になるから)。

第2に、「生活費や家賃の支給額については「低所得者との比較を厳密に行い、就労意欲をなくさない程度の水準にすべきだ」という結論」。そもそも、生活費や家賃については、低所得者とは別問題である。低所得者の賃金を上げればいいだけ。そういえば、民主党の2009年マニフェストhttp://archive.dpj.or.jp/special/manifesto2009/pdf/manifesto_2009.pdf )  には、「時給1000円(全国平均)の最低賃金を目指します」とある。現在の最低賃金は749円(厚生労働省HPより。全国加重平均額。2012年10月5日現在。http://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/index.html  )。全然達成できていないことを棚に上げ、低所得者の賃金問題と別問題の生活保護をいじるのはどういうつもりなのだろう? 

民主党政権も、国民が死ぬのは構わない、ということを表したようだ。というわけで、2012年12月の衆議院議員総選挙での敗北を決定づける仕分けとなりそうだ。