5月下旬は日本の男子バスケットボールの総決算。NATIONAL BASKETBALL LEAGUE OFJAPAN（以下「NBL」と表記。http://www.nbl.or.jp/
）は、プレイオフのファイナルがたけなわ。2015年5月25日までに第3戦が終了。アイシンシーホース三河が2勝、トヨタ自動車アルバルク東京が1勝、今週末に代々木第2体育館で決着する。NBL陣営の試合は、オールジャパンしか見なくなったが、トヨタ自動車東京が26連勝（プレーオフ含め。レギュラーシーズンは23連勝）していたことは全然知らなかった。出だしが悪いのとチームのメンバーが変わったのでファイナルはないと思ったけど、ドナルド・ベック（本エントリーは以下も敬称略）は名将だな。
仙台人、かつBSテレビが見られる筆者にとって、この時期楽しみな日本のバスケットボールは、ターキッシュエアラインズbjリーグのプレイオフ・ファイナルズ。例年通り、2015年5月23日、24日に、BSフジで観戦した。
結果は御存知の通り、浜松・東三河フェニックスが、4年ぶり3度めの優勝。イースタン・カンファレンス、ウェスタン・カンファレンス、両方で優勝したという、世界でもユニークなチームとなった（カンファレンス移転って普通あるか？）。
BSフジで観戦した3試合で言えば、浜松・東三河フェニックスの試合が良かった。
浜松82（21－20、26－22、16－14、19－21）77滋賀
個人的には、浜松の太田と滋賀のホルム（実は3年連続の有明。新潟→京都→滋賀。残念ながらすべてカンファレンスファイナルで負け）が目立つ試合ならいいなぁ、と思ったが、そうはならなかった。別にいいけど。
一進一退で、素人の勝手な解釈を許さない試合だった。第4クウォーター（以下「Q」）で滋賀が67－66で逆転、浜松のQのチームファールが4つでピンチだったが、それを逆転。あまりにもすごい試合で、BSフジの放送枠（15時23分まで）に入らなかった。BSフジも終わると想定していたはずだが（後述のイースタン・カンファレンス・ファイナルの録画の終了時刻は20時12分だった）、目論見通りに行かない、すごい試合だった。
イースタン・カンファレンス・ファイナルは、秋田ノーザンハピネッツ84(15-17、21－19、23－11、25－21）68岩手ビッグブルス。
前半は秋田36－36岩手。同点だったが、BSフジ集計のスタッツでは、岩手がリバウンド優勢。スタッツの限りでは岩手のペースだった。しかし、第3Q残り6分17秒（筆者の目視）で秋田の田口選手がゲーム初の3Pシュート成功。一方、岩手の得点が止まる。後半は秋田のペースで快勝。
3位決定戦は見ていないが、bjリーグ公式サイトの右記URL（http://www.bj-league.com/game/2015052401/
）によると、滋賀85（35－14、17－15、17－23、13－23）75岩手。滋賀・小川選手、最後の勇姿だったそうだ。桶谷HCが有明で0勝なの、もしかして初めて？
ファイナルは、浜松71（12－10、13－23、19－17、27－19）69秋田。
解説は日本代表現ＨＣ。BSフジの放送のリポーターの1人、新井麻希は以前はBS-i(現BS-TBS)の「ダンクJ」（JBL（日本バスケットボールリーグ）中継）も担当、と、こちらも雪解けモードか？また、会長も観戦。
試合の方は、決勝戦らしく（？）重いのなんの。前半、お互いに3Pシュートはたったの1本。ファールも多い。
3Qはまあまあのスコア。秋田、注目の田口初得点は残り2分28秒（筆者目視）。ただ、浜松が3本ドライブで得点を決める。少々秋田ディフェンスの連携に綻びか、と思った。
4Q。秋田・ボイキン、浜松・太田のファールが4つに。また、浜松のチームファール、残り5分52秒で4つを越える。そんな中で、MVPのマーリーが外から3P等を決める。
浜松優勢のまま終了が近づくが、残り25秒9で、秋田・スティーブンスのフリースローが2本決まり、69－69。個々でのフリースロー2本成功など、スティーブンスは、仮に秋田が勝てばMVPだっただろう（水町も2試合とも活躍したが、地味）。
浜松のラストオフェンスは、時間をしっかり使って、成功。秋田、最後のタイムアウト。放送を最後まで見た限りでは、田口選手にラストショットを託したようだが、打てず。ただ、ロビー選手にパスが渡り、ブザー前にシュートをリリース。入ればブザービーターだったから、本当にきわどい勝負だった。
というわけで（？）、「ターキッシュエアラインズ bjリーグファイナルズ2015」、2015年5月31日13時から、リピート放送（BSフジHPより。http://www.bsfuji.tv/top/pub/bj2015.html
）。まだの読者は、ぜひ。ただ、本エントリーが間違っていても、黙っていてね。
