清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

読売が 自由民主と 癒着かな

読売新聞2017年5月22日統合版(2019年10月4日修正)13版29面(社会面)の見出しの一つは「前川前次官 出会い系バー通い 文科省在職中、平日夜」である。出会い系バーは「売春の温床」とされうば「売春の客になる行為は(略)罰則はない」という。しかし「教育行政のトップとして不適切な行動に対し、批判が上がりそうだ」という。

読売新聞がそう思っているだけで、別に問題ない話なのに、なぜ記事にするだろうと思ったら、この記事を利用したと思しき話がその後飛び出した。

産経ニュース
「出会い系バー「ああいう所にそういうことで調査に行くのでしょうか、常識的に」 菅義偉官房長官の記者会見詳報」(2017.5.26 20:04。http://www.sankei.com/politics/news/170526/plt1705260044-n1.html
)によると、菅義偉内閣官房長官は「「また、昨日の前川氏の会見では、女性の貧困問題の調査のために、いわゆる出会い系バーに出入りし、かつ女性に小遣いを渡している。ここはさすがに強い違和感を覚えた。多くの方もそうだったのではないか。常識的にいって、教育行政の最高の責任者がそうした店に出入りして、小遣いを渡すようなことは、到底考えられない」」と言ったという。

日時が前後して恐縮だが、産経ニュース「【加計学園
出会い系バー出入り「女性の貧困を実地視察調査」 前川喜平前文部科学事務次官」(2017.5.25 19:14。http://www.sankei.com/politics/news/170525/plt1705250038-n1.html
)によると、前川喜平・前文部科学次官が「在職中に出会い系バーに頻繁に出入りしていたと読売新聞が報じたことについて「行ったことは事実」と認めた。その上で「女性の貧困について、ある意味実地の視察調査の意味合いがあった」と釈明した」という。

また日時が前後して恐縮だが、産経ニュース
週刊文春「記録文書は本物」前川喜平前文科次官告白と報道」(2017.5.24 22:29。http://www.sankei.com/politics/news/170524/plt1705240023-n1.html
)によると、「25日発売の週刊文春が、学校法人加計学園岡山市)の獣医学部新設計画を巡る記録文書について、前川喜平文部科学省事務次官が「文書は間違いなく本物だ。大臣や自分への説明用として担当の高等教育局専門教育課が作成した」と証言したとの記事を掲載することが24日、分かった」という。

なぜ今頃報じられたのかが不明だが(文部科学次官を退官したから)、わざと利用してもらうために読売新聞は報じたのだろうか?

ところで、 銑い批判のある記事を、ウェブ上で2つ見つけたので紹介する。

Yahoo!ニュース「読売新聞は「週刊文春」報道にどう応えるのか」(田中良昭。2017年6月2日5時21分。https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayoshitsugu/20170602-00071620/
)や、ハフィントン・ポスト日本版「読売新聞は死んだに等しい」(郷原信郎。2017年6月5日15時26分。http://www.huffingtonpost.jp/nobuo-gohara/yomiuri-shimbun-is-dead_b_16950996.html
)、ともに、『週刊文春』2017年6月3日号の記事が事実とすれば、,諒麁擦北簑蠅あるというスタンスである。

当ブログは『週刊文春』2017年6月3日号の発言の裏を取っていないので仮定の話になるが、仮に『週刊文春』報道が事実なら(筆者は事実だと思っている。好き好んで元事務次官をかばう必要がない反面、出会い系バーに行く奴は信用ならん、ということを菅官房長官は匂わせているしその動機もある)読売新聞がいかに自由民主党という権力と癒着しているかということが疑われ、権力の監視を怠っていると言われても仕方のない話である。

それにしても、報じる必要があるか疑問のスキャンダルが、一転、新聞社にスキャンダルの疑いがかけられることになるなんて、当事者には申し訳ないが、面白いなぁ、と思った。