清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

朝日こそ 自由の価値を 知っている

おそらくどの新聞でも載っている(筆者は読売新聞2017年6月15日朝刊13版7面)『週刊新潮』の見出しの一つは「なぜ私の「一橋大」講演会は潰されたのか 作家 百田尚樹 / 実行委メンバーをノイローゼに追い込んだ「言論弾圧団体」」である。

この件については、朝日新聞デジタル「表現は自由…でも差別的? 百田氏、一橋大の講演中止に」(2017年6月9日07時31分。http://www.asahi.com/articles/ASK665HSCK66ULZU00F.html
)が詳しいので、以下、取り上げる(他紙の裏付けは取っていない)。

朝日新聞デジタルによると、「百田氏のこれまでの発言が「差別的だ」などとして学生らから抗議の声が上がり、実行委員会が開催を断念した」とのこと。また、「人種差別根絶をめざす一橋大生らでつくる「反レイシズム情報センター」(ARIC)が今年4月、抗議を表明。大学祭での差別を禁止するガイドラインづくりや講演の中止を実行委に求めた」という。そして「実行委は「発言の場を奪うことは表現の自由という民主主義の根幹を揺るがす」として開催の意向だったが、その後も教員の有志約60人が「適切な処置」を求める要望書を大学側に提出。実行委は今月2日に中止を発表した。実行委は「(講演当日の)警備態勢があまりに大きくなりすぎ、大学祭の根幹が揺らいだ」と説明している」という(一橋大学第21回KODAIRA祭「百田尚樹氏 講演会中止」(http://www.kodairafes.com/page/kikaku/hyakuta.html
)と矛盾しない)。

朝日新聞の記事を取り上げたのは、有料の部分が参考になったからである(登録の上、確認されたし)。すなわち、中止ではなく、議論をすればいいという、学者の見解があるからである。

筆者の見解としては、朝日新聞の見解にも一理あるが、抗議やガイドライン作りや講演の中止を求めること、そして適切な措置を求める要望書を提出することは自由である。その意を汲んで講演を中止するのも自由である。ただ、百田さんへの賠償はすべきだ(講演料を払うとして)とも言える。

そして、そんな筆者の見解に貢献しているのは、『Pの視点』「広島市長にも言ってみたらどうか?」(2009-07-30 12:45:58。http://blog.goo.ne.jp/yoshikazu53toyoshima/e/a747e4c34fee070a84f321f0abfb3296
)にある、「勉強になります。 (P@RAGAZZO)2009-07-31 14:01:59」である。それによると、「プリンスは私企業として自身の利潤を追う自由がありますから、日教組集会日の混乱を考えれば、これを断わる理由は在る」という。この基準で考えると、「小平祭実行委員会側だって、祭の円滑な実行をする自由があるから、百田さんの公演当日の混乱を考えれば、これを断る理由は在る」となろう。

まぁ、日本教職員組合の教育研究全国集会が嫌なら、百田さんの味方はできないな。