まずは産経ニュースのTwitterアカウント(返信付き)のアドレスを示す。
https://twitter.com/Sankei_news/with_replies
その産経ニュースがリツイートしたのが(産経ニュースのアカウントから確認されたし)、アムネスティ日本の以下のツイートである。
大学の学長を務めた2人の高名な #ウイグル 人学者が近く、中国当局によって処刑される可能性が高いとして、国際人権NGOアムネスティなど複数の人権団体が9月中旬から死刑執行停止を求める活動を展開している。 https://t.co/BN9LiwwlJd
— アムネスティ日本 (@amnesty_or_jp) September 18, 2019
次はこちらのツイートを。
【ウイグル人学者の死刑阻止を】
— 産経ニュース (@Sankei_news) September 18, 2019
海外に亡命している民主化活動家は「大学の学長に対する死刑の執行は、あの文化大革命中すらなかったこと。執行されれば中国が文明開化して以来、最大の恥となる」と訴えています。https://t.co/NGgO00uYYM
以上2つのツイートのウイグル人の処刑は深刻である。筆者もウイグル人の処刑に賛成はしない(未調査なので「反対」とまでは書けない)。
ただ、産経新聞社は、上記のように、ウイグル人の死刑阻止には熱心も、日本人の死刑阻止に熱心だという話は聞かない。
処刑の是非の問題はあるが、そもそも死刑が人権侵害とも言える(市民的及び政治的権利に関する国際規約第6条をご一読)。となると、ウイグル人に限ってアピールするのは筋違いだとも言える。
現状では、産経新聞は、主な読者である日本人より、ウイグル人のほうが大事だと解釈されても仕方がない。上記のようなアピールをしたのだから、日本における、また、日本人に対する死刑への反対もすべきであろう。