まずは、産経新聞電子版「中国人と韓国人の入国を制限 イランも新たに対象」(2020年3月5日15時)をご覧ください。
なお、イランについては、読売新聞2020年3月6日統合版1面にある「中間と同じく感染が広がるイランは、コム州などを新たに指定する」に矛盾しない。
ところで、産経新聞には、イタリアがない。AFP BB NEWS「新型コロナウイルス、現在の感染者・死者数(6日午前2時時点)」
によると、
中国以外で感染者の多い国は、上位から順に韓国(感染6088人、死亡35人、新規感染467人)、イタリア(感染3858人、死亡148人、新規感染769人)、イラン(感染3513人、死亡107人、新規感染591人)、フランス(感染377人、死亡6人、新規感染120人)
などとある。筆者の能力の限りでは、現時点における入国制限の効果はわからないが、そもそもどういう基準で選んだのだろう?
以下のツイートの内容が真実かはわからないが、2つ挙げておく。
ワシが思うに……
— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2020年3月5日
先月28日の有本香さんの、総理へのカマシが効いたのではないかと。
恐ろしい顔で「ええかげんに中国に渡航制限かけろや!」と恫喝していたからなあ。
隣で黙ってメシ食っていたワシは、思わずションベンちびりそうになった…https://t.co/nzs3aFAl7X
政府が中韓からの入国制限に踏み切った背後に百田尚樹・有本香両氏の功労があった。28日にお二人が安倍首相と面会したことは急展開のターニングポイントのはずだ。ご自分のことを厳しく批判した人の意見に耳を傾けて正しい方針転換をを行なった安倍首相はリーダーとして素晴らしい! 本当に良かった!
— 石平太郎 (@liyonyon) 2020年3月5日
これらが本当だったら、日本って恐ろしい。だって、専門家でない人の見解のみを聞いて決断したことになるわけだから。
ともあれ、今回の入国制限は、すること自体は問題ないとしても、制限する国が妥当か、効果があるか、という問題は残ると思う。