清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

おそらくは 「無愛想太郎」も 問題なし

インターネットでバズっていた、NHKEテレ「バリバラ バリバラ桜を見る会バリアフリーと多様性の宴~ 第1部」(2020年4月27日アクセス)

www6.nhk.or.jp

が、何と、2020年4月25日23時30分に(そう、番組放送30分前に)、急遽予定を変更するというアナウンスがあった。

 なお、このことを知ったのは、毎日新聞デジタル「NHK「バリバラ」再放送が直前差し替え 伊藤詩織さんら出演分が別の回に」(2020年4月26日 01時22分(最終更新 4月26日 20時59分))である。

 

mainichi.jp

 

読売新聞2020年4月25日統合版12版宮城30面の「NHK Eテレ2」のところには「0.00 (略)バリバラ(再(原文は四角))バリアフリーと多様性▽桜満開トーク 伊藤詩織」とある。『NHKウィークリーステラ』2020年5月1日号p61の「NHK Eテレ」のところにも「0.00(略)バリバラ~バリアフリー・バラエティー(略)「バリバラ桜を見る会/バリアフリーと多様性の宴①」」とある。さらに、NHK「バリバラ」HP(http://www6.nhk.or.jp/baribara/index.html)によると、「木曜 夜8:00/再放送 日曜 0:00 (土曜深夜)」となっている。

 

つまり、木曜20時に放送されたものは再放送されるのが前提である。もちろん、『NHKウィークリーステラ』2020年5月1日号p60には「*新型コロナウイルス感染拡大により、番組編成が変わる可能性があります」とある。しかし、深夜0時、それもEテレの番組を急遽差し替えるというのは考えにくい。仮に差し替えるなら、当日0時5分から放送された「今夜も生でさだまさし」だろう。何といっても総合テレビだし。もちろんそうなったらさだまさしさんや番組のファンは激怒するだろう。そのくらい筆者も勝手に差し替えられて激怒しているのである。

 

ところで2020年4月23日20時からの「バリバラ」は、2020年4月30日20時29分までTVer等で視聴可能なのは前述したが、筆者はTVerで観たのでTVerのアドレスを記す。https://tver.jp/corner/f0050418

以下、実況中継ふうに(引用形式で。文字起こしではない)。

 

 番組を観てみると「桜を見る会」(番組では「会自体がなくなってしまった」とのこと)をセットにしたバラエティー番組で、「多様性」をテーマにしている(副題:「バリアフリーと多様性の宴」)。招待客は伊藤詩織さん、崔江以子さん、小林喜美子さん・たか[番組では漢字表記]二さん夫婦である(招待客は、番組によると「社会を動かした当事者」とのこと)。さらにゲストもいる。

 

なお、番組は2020年3月29日収録とクレジットが出ている。

 

「名簿はさっそく廃棄しなきゃ」といってシュレッダーを出すゲストもいて笑える。

 

「三拍子」という漫才師が出ている。タイトルは「2019年度[原文漢数字]多様性功労者漫才」。

 

 「’19-’20 多様性すすめた功労者」についてのトークが続く。このトークについては正直言いたいことはあるが、勝手ながら省く。

 

見続けていると「感染症対策で間隔をあけて座る→難聴で視力も弱いタスケ(敬称略。筆者補足)には会話困難」という字幕が出た。あら、ちょっと強引だが「新型コロナ関連」(強調)と言える内容だねぇ。

 

「マイノリティーがもっともっと活躍・参画できたらより豊かだなぁ」という崔江以子さんのコメントは賛成。

 

「バリバラ国 滑稽中継」と、国会のパロディーになる。ある芸人の「漂白剤が必要」という発言を取り上げている。質問の回答者が、麻生太郎さんを真似た「無愛想太郎」。麻生さんの特徴をとらえているが、特に麻生さんを、またその特徴を中傷している風には見えない。

 

続いては内閣総理大臣への質問。ドラルド・トランプさんが、2020年のアカデミー賞・作品賞(『パラサイト』)について非難していることについて「内閣総理大臣 アブ ナイゾウ」が回答する。

 

「滑稽中継」が終わったら「’19-’20 多様性を後退させたこと」の字幕が。そこで堀合悠一郎さんが「体の特徴だとかそういうことについては、相手に面と向かって言えないことについては言ってはいけないということを一人一人が意識しなければいけないのかなと思った」とコメントしている。ただそうなると、先ほどの「滑稽中継」の「無愛想太郎」や物真似一般はどうなるのだろう?「無愛想太郎」について、筆者はパロディーとして楽しんだ一方で、大坂なおみさんの肌の色をネタにしたのはいかがなものかと思ったが、直感的なものにすぎない。

 

三拍子2本目の漫才が始まる。「ネット誹謗中傷漫才」だって。そこから「ネットの悪口」の話になる。「『朝からなんで黒人を見なくちゃいけないんだ』」(副島淳さん)という書き込みもあるらしい。崔江以子さんに対する民族差別の書き込みの実際も見られる。新型コロナウイルス関連でも民族差別があるので(番組でも言及されていた)時宜を得たコメントになっている。伊藤詩織さんに対する中傷の書き込みの実際も見られる。

 

(以下、2020年4月30日20時放送予定の第2回に続く。ぜひNHKEテレで)

とまぁ、2020年4月23日20時から放送の「バリバラ」を観てみたが、それなりに面白かった一方で、特に再放送を中止すべきだとは思わなかった。あえて問題にするならば、麻生太郎さんの物真似くらいか(理由か書いた)。しかしそれは麻生さんの特徴を揶揄しているというよりは麻生さん自体をパロディーにしていると解釈でき(身体的特徴について差別的表現をしているわけではない)、再放送を中止にすべきだとは思わなかった。したがって、NHKが2020年4月25日0時から再放送しないことの理由はなく、説明も不十分であるから、NHKはさらなる説明をするか、2020年5月3日0時から2本立てで再放送すべきである。