清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

障害者への 差別むき出し 安倍晋三(おそらくは 「無愛想太郎」も 問題なし(2))

 2020年4月23日20時から放送されたNHK大阪制作のEテレ「バリバラ」の再放送が直前で差し替えられたことが話題になったが(当ブログの下記記事参照)

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

、その続きである「バリバラ 桜を見る会#2」(筆者が名付けた仮名(かめい)。「#2」は第2回の意)を観終わったのでレポートする。

 

まず、NHK「バリバラ」HPから、当該放送のまとめを紹介する。

www6.nhk.or.jp

上記NHK「バリバラ」HPの記事は熟読してほしい。ただ、本エントリーで注目するのは、「バリバラ」HPの記事にあることではない。

 

「バリバラ 桜を見る会#2」でも、アブ・ナイゾウと無愛想太郎が登場した。そこで注目すべきことが。

 

大阪城にエレベーターを設置したのは失敗だった」という話になっていた。これは実話である。以下の2つの記事を参照のこと。

①ハフィントンポスト日本版「大阪城のエレベーター設置は「大きなミス」 安倍首相のG20での発言に批判殺到」(2019年6月30日15時27分)

www.huffingtonpost.jp

朝日新聞デジタル大阪城エレベーター発言への批判に「遺憾」 首相が釈明」(2019年7月2日 17時46分。石井潤一郎 /堀川勝元)

www.asahi.com

 

②には「菅義偉官房長官も2日の閣議後会見で、「あいさつを読めば、まったく問題ない発言だ。大阪城の歴史的価値と復元の経緯に触れたものであり、批判されるような問題ではない」と述べた」とあり、河村たかし名古屋市長は「「伝統や文化を大事にせないかんという気持ちで話したんでしょう」と一定の理解を示している」とあるが、伝統と文化を大事にするというか、劣化を防ぐならお客さんを入れないという方法を検討すべきだろう(それが効果的だとは言わないが)。入れるようにしておいて高齢者や障害者に入れさせないかのように解釈できる発言を、一国の首相がしてしまうとは!「バリバラ 桜を見る会#2」でも否定的に評価されたが、当然である。

 

番組に戻ると、シュレッダーにかけるのが遅くなったのが「障害者雇用の人が担当したから」ということが取り上げられ、これも番組で否定的に評価された。

 

筆者は知らなかったが、こんなことがあったらしい。

毎日新聞デジタル「安倍首相、名簿のシュレッダー処理「担当は障害者雇用の職員」と答弁 批判相次ぐ」(2019年12月3日 19時14分(最終更新 12月4日 12時48分)。「会員限定有料記事」だが、公開されている部分だけでも理解できる)

mainichi.jp

 

朝日新聞デジタル「首相「名簿廃棄担当は障害者」 れいわ舩後氏「不適切」」(2019年12月5日5時30分)

www.asahi.com

 

なぜわざわざ障害者雇用だと答弁したのか?③によると、

首相は2日の参院本会議で、招待者名簿を廃棄した経緯を問われ、こう答弁した。

 「招待者名簿については、会の終了をもって使用目的を終えることに加え、これを全て保存すれば、個人情報を含んだ膨大な量の文書を適切に管理するなどの必要が生じることから、公文書管理法等に基づき、内閣府において保存期間1年未満文書とし、終了後、遅滞なく廃棄する取り扱いとしております」

 「本年の招待者名簿についても、廃棄を行うための大型シュレッダーの予約を4月22日に行い、その際、シュレッダーの空き状況や担当である障害者雇用の短時間勤務職員の勤務時間等との調整を行った結果、使用予定日が5月9日となったことから、その予定通り廃棄したものであり、野党議員からの資料要求とは全く無関係であるとの報告を受けております」

とのこと。

 

障害者だろうが何だろうが「『遅滞なく』」(③)やればいいだけの話だから、わざわざ言う必要はないだろうなぁ。実際は共産党議員が質問しようとしたタイミングで廃棄されたので追及されたのは覚えている。

 

というわけで、「バリバラ 桜を見る会#2」を観たおかげで、安倍晋三内閣総理大臣が、いかに障害者に差別意識を持っているかが分かった。ノーマライゼーションのご時世にふさわしくないから、すぐにでも総理大臣をやめるんだね。

 

*「障害者」の表現について。いろいろな見解があるが、「『障害者雇用』」(③)の話があるので、本エントリーでは「障害者」に表記を統一した。