清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

被害より 近現代史 やるべきだ

8月6日は広島に原子爆弾が落とされた日。8月9日は長崎に原子爆弾が落とされた日。そして8月15日は昭和天皇玉音放送大日本帝国が降伏することが明らかになった日。というわけで、8月は戦争関連の情報がマスメディアを賑わす。

 

NHK ウィークリーステラ』(NHKサービスセンター)2020年8月7日・14日合併号p42,43には、今年の8月に放送されるNHKの戦争関連番組の案内が載っている。前後するが、p40、41に、8月14日21時59分からBSプレミアムで放送される「あとかたの街~12歳の少女が見た戦争」の案内が載っている。

 

NHK ウィークリーステラ』2020年8月7日・14日合併号を見る限りでは、戦争の悲惨さについては詳しいが、戦争時に大日本帝国がした加害行為に焦点を当てているものを発見できなかった。

戦争が悲惨なのは、NHKBS1でやるような国際報道を見ていればおのずとわかる話である。1940年代の日本だけが悲惨なのではない。

 

一方、管見の限りマスメディアであまり触れられていない加害行為は、今後日本国民として(外国人が視聴してもよいが)生きていくうえで反省すべきなのだからこの時期こそ振り返るべきだろう。ちゃんと振り返っていれば、元徴用工が原告の韓国大法院判決を批判(非難)することはできないはずである。

 

また、さらにさかのぼって、大正デモクラシーから第2次世界大戦敗戦(終戦)の歴史をやるべきだとも思った。大正デモクラシーという、現在の視点からは不十分ながらも民主主義だったはずが、治安維持法で自由が抑圧され、軍部が台頭し、翼賛体制になってしまったプロセスを知るのも、日本国民が今後生きていくうえで大事だと思う。

 

というわけで、戦争の悲惨さはNHKBS1の国際ニュースに譲るとして、今やるべきことは、大日本帝国の蹉跌である。