清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

真の保守 実は立憲 民主党?

2020年10月9日の読売新聞統合版13版4面「『大阪都構想』に賛成決議」という見出しの記事を読んだところ、実は立憲民主党が正統派の保守である可能性があるという話。

 

「『大阪都構想』に賛成決議」という見出しの記事には、「一方、立憲(略)の各党は、『都構想が可決されれば、次期衆院選で維新が波に乗ってしまう』(立民中堅)」と書いてあるが、そんなことより注目すべきは「大阪都構想に対する各党の姿勢」という表である。以下、引用する(表ではなく、文章で)。

 

賛成 日本維新の会/「広域の仕事は腑に一元化し、身近な仕事は人口規模を凝縮した区が担うことで、住民のニーズを吸い上げられる」(6日、松井代表)

(略)

中立 (略)

*政府*/「地域の判断に委ねられるべきだ。議論を期待したい」(2日、加藤官房長官)

反対 (略)

立憲民主党/「歴史と伝統がある大阪市を守ったほうが良い」(9月21日、枝野代表)

(以下略)(「大阪都構想に対する各党の姿勢」)

 

根拠薄弱な日本維新の会の見解や、自由民主党政権の無責任さは脇に置いておくとして、立憲民主党の枝野代表のコメントこそが真の保守的な見解である。

 

筆者の手元には『地方自治のしくみがわかる本』(村林守、岩波ジュニア新書、2016)があるが、その第9章には「市町村はもとをたどれば江戸時代のむら」(p158)であり、「都道府県のもとは江戸時代の藩」(p162)とある。だから、真の保守であれば、大阪都構想だけでも立憲民主党を支持するはずである。

 

立憲民主党の期待はあまり高くないとされるが、昨今はびこっている自称保守の草の根保守(またの名、ネット右翼)よりはまともな保守であることを、大阪都構想の議論で示した立憲民主党であった。それが他の論点に波及するかはわからないが。