清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ニッポンの #MeToo 新潮・文春発

 木下ほうかさんが芸能活動を無期限に停止するという。そのきっかけになったのが、文春オンラインに載っている、「榊英雄監督の盟友、木下ほうかの『性加害』を2人の女優が告発する」(2022年3月23日)である。

bunshun.jp

 

 木下さんの件のまえに、榊英雄監督の話があり、どちらも複数の女性が性的行為を強要されたと告発している。

 

 これで思い出したのは、『その名を暴け: #MeTooに火をつけたジャーナリストたちの闘い』(ジョディー・カンター/ミーガン・トゥーイ、新潮社、2020)である。ハリウッドでも複数の女性が大物プロデューサーに性的嫌がらせをされたことが告発されたが、それを彷彿させるものである。

 

 日本の#MeTooを先導しているのが、新潮社の本であったり、文藝春秋の記事であったりというのは、なかなか面白い。

 

 というのは、両社は、慰安婦問題について、筆者が主流と思っている見解*1を否定的に評価する本を出している会社だからである。新潮社であれば、有馬哲夫さんの『日本人はなぜ自虐的になったのか:占領とWGIP』(新潮新書、2020)であり、文藝春秋であれば、『「従軍慰安婦朝日新聞VS.文藝春秋』(文春新書、2014)である。#MeTooであれ慰安婦であれ、女性の性的自由を侵害したという意味で同じなのだから、両者の論調や出版物に変化が出るのだろうか?

*1:と書いたが、詳細を記すことはしない。本文中で指摘した本の反対の見解、くらいに解釈してよい。