清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

読売と 週刊文春 テロ容認?

1.YOMIURI ONLINEに「ネットで元朝日記者攻撃、勤務先や家族も対象…慰安婦報道」(2014年10月3日9時20分。http://www.yomiuri.co.jp/feature/ianfu/20141003-OYT8T50210.html

)という記事がある。これが、朝日新聞を叩ければなんでもいいという(販売店朝日新聞つぶしのため、子会社が発行する本と合わせて購読を勧誘させたという話も聞く。「edgefirstのブログ 2014年9月2日 読売新聞、朝日の慰安婦報道検証で攻勢 チラシを各戸配布(追記あり)」(http://edgefirst.hateblo.jp/entry/2014/09/02/205328
)参照)、読売新聞のホンネが伺える内容だったので紹介する。
 
「識者「冷静に反論すべきだ」」とあるが、脅迫や過剰な攻撃をされているから問題なのであって、とんちんかんである。
 
読み進めると、「「今回は、慰安婦報道に関する朝日の謝罪が遅れたことが騒ぎを大きくした」」だの、「「不祥事があればたたかれるのは当たり前」」だの、識者のコメントを載せている。しかし、どういう事情があれ、脅迫はだめだし、朝日叩きの大抵は行き過ぎ(「<すべての日本人に汚名を着せた〉」などが例)ということは変わらない。
 
「今回の朝日に対する書き込みでは、脅迫を示唆する文言はあるものの、脅迫行為の実行を明言したり、呼び掛けたりする直接的な文言はほとんど見られない」から、脅迫罪は成立しない、ともならない。「明言」や「直接的な文言」がなくても成立するからである(たとえば、「二つの派の抗争が熾烈になつている時期に、一方の派の中心人物宅に、現実に出火もないのに、「出火御見舞申上げます、火の元に御用心」、「出火御見舞申上げます、火の用心に御注意」という趣旨の文面の葉書が舞込めば、火をつけられるのではないかと畏怖するのが通常であるから、右は一般に人を畏怖させるに足る性質のものであると解して、本件被告人に脅迫罪の成立を認めた」ものがある。最高裁昭和35年3月18日判決。http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/656/051656_hanrei.pdf
)。悪質でないかのように印象操作して、朝日叩き(批判ではなく)を正当化しようとしていると取られても仕方がない。
 
2.『週刊文春」2014年10月23日号の見出しのひとつは、「朝日新聞よ、被害者ぶるのはお止めなさい
“OB記者脅迫”を錦の御旗にする姑息」。え?被害者だけど(厳密に書けば、脅迫された記者だが)。後から誤報とわかれば記者が退社しても攻撃されるのだから記者活動が萎縮するんだって。
 
3.読売新聞も、『週刊文春』も、言論(表現)の自由などどうでもよく、朝日新聞を叩けば売れる、という姑息な考えをもっているので、テロ容認とも取れる。記事や見出しになってしまったようだ。
 
4.じゃ、どう書けばいいのか?脅迫と批判は別物だから、脅迫について書くときは留保抜きで脅迫はいけないと書き、別項で脅迫のことを書かずに批判すればいいと思う。