清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

それならば 今回脅迫 あっていい?

朝日新聞デジタル「菅氏『一般論として脅迫あってはならない』 展示中止で」(安倍龍太郎 2019年8月5日13時00分。https://www.asahi.com/articles/ASM853SJ3M85UTFK006.html

)によると、「 愛知県で開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展『表現の不自由展・その後』の展示内容にテロ予告や脅迫が相次ぎ、中止に追い込まれた問題で、菅義偉官房長官は5日の記者会見で『一般論で言えば、暴力や脅迫はあってはならないことだ』と述べた」という。
 
もちろん、人間であれば、今回の、例えば「『撤去をしなければガソリン携行缶を持ってお邪魔する』」という脅迫は、絶対にあってはならないと判断する。
 
しかし、もし朝日新聞が書いたように菅官房長官が発言したならば、問題だろう。
 
もちろん、「愛知トリエンナーレ2019の企画展においては脅迫されても仕方がない」とは言っていない。というのは、一般論として脅迫等はいけない=今回は特殊な事例だから脅迫等をしても良い、ではないからである。論理としては、裏である。
 
強引に対偶にすると、脅迫等がされていいのは特殊な場合、となるが、今回の少女像がそうなるわけがない(誰の利益も侵害していないから)。
 
というわけで、菅さんのホンネを脅迫やむなしと解釈されてしまう発言は問題となる。
 
なお、朝日新聞の記者が勝手なことを書いたと思っている人のために、産経新聞ウェブ版「『脅迫あってはならぬ』菅官房長官慰安婦像の展示中止で」(2019年8月5日13時30分。https://www.sankei.com/life/news/190805/lif1908050017-n1.html
)も挙げておく。